ITmedia NEWS >

TwitterがGoogleやSalesforceと身売り交渉開始とのうわさ

» 2016年09月25日 07時43分 公開
[ITmedia]

 米Twitterが米Googleや米Salesforceをはじめとする複数の企業と初期段階の売却交渉をはじめたと、米CNBCなど複数のメディアが9月23日(現地時間)に報じた。

 twitter 1 ジャック・ドーシーCEO

 Twitterの取締役の多くは売却に前向きだが、米New York Timesによると、ジャック・ドーシーCEOは抵抗しているという。

 TwitterはMAU(月間アクティブユーザー数)および売上高が伸び悩んでおり、DAU(1日当たりのアクティブユーザー数)では新興SNSの米Snapchatに追い越されたと報じられている。

 twitter 2 Twitterの過去数四半期のMAU推移

 それでも3億人以上のMAUを擁し、(Firehoseと呼ばれる)膨大なデータを有するTwitterは多くの企業にとって大きな価値があるだろう。

 米Recodeは、上記2社の他、Apple、Microsoft、Facebook、Disneyなどのメディア大手、ComcastやVerizonなどの通信サービスを売却先候補として挙げている。

 RecodeはTwitterの売却総額は少なくとも300億ドル(約3兆円)になるとみている。

 そうなると、LinkedInの買収でMicrosoftに負けたSalesforceは手を引くことになりそうだ。MicrosoftはLinkedInを262億ドルで買収した。

 TwitterもドーシーCEOも、この件について沈黙を守っている。Twitterの次の決算発表は10月25日前後になる見込みだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.