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ビデオ会議中の顔にメイクを自動合成「TeleBeauty」、資生堂と日本MSが共同開発 テレワーク中の女性の味方に

» 2016年10月07日 12時10分 公開
[ITmedia]

 資生堂と日本マイクロソフトは10月7日、ビデオ会議中の顔に自動でメイクを施したり顔色補正を行ったりできるアプリ「TeleBeauty」(テレビューティー)を開発したと発表した。9月から10月にかけて、賛同法人や日本マイクロソフト社内で試験運用を行う。その後の展開は現時点で未定。

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 ビデオ通話などで、画面上に映った顔の動きに連動しながらメイクを合成できる技術。メイクの種類は「Natural(自然なメイク)」「Trend(2016年の流行)」「Cool(シャープ)」「Feminine(かわいらしい)」の4種類。カメラの性能や照明環境、服や背景の色などによって顔色が悪く見えることを避けたり、顔の毛穴やしわ、くまなどを自然にぼかす補正機能なども搭載する。

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 資生堂によれば、働き方の多様化が進む中、テレワークや在宅勤務中の女性が外出しないにもかかわらずオンライン会議のためにメイクをするケースがあるという。このことに注目し、同社所属のアーティストが持つメイク技術や、1999年から研究や店頭運用を続けてきたメイクのシミュレーション技術などを活用。日本マイクロソフトの技術支援のもと「Skype for Business」に対応する試用モデルを開発した。

 「オンライン会議は、お互いの顔が見えることでコミュニケーションが深まるというメリットがある。映像を通して円滑に会議を行い、働く女性に自信を持って活躍していただきたいという思いを込めて『TeleBeauty』を開発した。モニター越しの顔でも自分らしい美しさを再確認していただきたいと考えている。また、TeleBeautyのメイクを通じて新しい自分に出会い、実際のメイクの楽しさに出合うきっかけにつながることも期待している」(資生堂)

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