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メガホンで翻訳「メガホンヤク」 パナソニックがサービス開始

» 2016年11月17日 14時10分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは、メガホン型翻訳機を利用した多言語音声翻訳サービス「メガホンヤク」の提供を、企業や公共機関向けに12月20日から始める。日本語音声を英語、中国語、韓国語に翻訳して再生できるメガホンを使ったサービスで、クラウド経由で定型文の追加なども可能だ。36カ月契約・オープン価格で提供する。

 メガホン型翻訳機本体のボタンを押しながら日本語で音声入力すると、瞬時に音声照合・翻訳を行う。その後、拡声ボタンを押すと、日本語、英語、中国語(普通話)、韓国語の順番(言語と順番の選択も可能)で音声が出力される。

画像 「メガホンヤク」の名称とロゴの商標も取得済み
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 翻訳機には約300の定型文が登録されており、数字などを含む文章はいくつかのパターンから選べるため、全体で約1800パターンの文章が利用できる。あらかじめ登録した文章以外にも、使用する場所や用途に合わせた顧客専用の文章を追加可能(別料金)。定型文追加やソフトウェアアップデートはクラウド経由で行える。自由文の翻訳はできない。

 昨年12月から空港やイベントなどで実証実験を繰り返し、要望が多かった機能を盛り込んで本格サービスを始める。空港や駅、展示会、スタジアム、観光地などでの活用を見込む。

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