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2016年12月06日 22時24分 UPDATE

フィリップス、「ブリッジ」なしのHue発表 白色LED照明だが、色温度が変わる

これまでと少し違う方向性の商品が発表された。

[太田智美,ITmedia]

 フィリップスライティングは12月6日、ブリッジ(=ランプとスマートフォン等のデバイス間の信号を橋渡しする機器)なしで電球の色を変えることができる「Philips Hue ホワイトグラデーション」(以下、ホワイトグラデーション)を発表した。


Philips Hue ホワイトグラデーション

 ホワイトグラデーションは、1600万のカラーが特徴だったこれまでの「Philips Hue」とは異なり、白色に特化したモデル。生物学的に研究された「サーカディアン・リズム」(=体内時計)を元に、「集中する」「やる気を出す」「本を読む」「くつろぐ」のそれぞれのシーンに当てはまる4つの色温度を設定できる。

 色温度は、「集中」を促す昼光色(6500K)、「やる気」を出すための昼白色(5000K)、「本を読む」「くつろぐ」のに最適な電球色(2200〜2700K)の大きく3段階。この中の「電球色」をさらに「色温度の高い電球色」と「色温度の低い電球色」と細かく分類し、前者を「本を読む」モード、後者を「くつろぐ」モードと、全部で4つの白色が表現できるとしている。

 担当者によれば「ホワイトグラデーションは、1600万色のPhilips Hueの白色だけを抜き出したもの」とのこと。つまり、すでに1600万色のPhilips Hueを持っている人は、ホワイトグラデーションで表現される4つの色温度と同じ光を再現できる。


Philips Hue ホワイトグラデーション 色温度の高い電球色(「くつろぐ」モード)

Philips Hue ホワイトグラデーション 色温度の低い電球色(「本を読む」モード)

Philips Hue ホワイトグラデーション 昼白色(「やる気」を出すモード)

Philips Hue ホワイトグラデーション 昼光色(「集中」を促すモード)

 今回の発表の一番のキモだと感じたのは、ブリッジなしで電球の色を変えられるようになったこと。これまでのHue製品はランプとスマートフォン等のデバイス間を連携するために「ブリッジ」と呼ばれる専用機器が必須だったが、ホワイトグラデーションではその必要がない。

 代わりに、「Dimmer スイッチ」と呼ばれる新しいオプションが加わった。Dimmer スイッチは電灯の色を変えたりオンオフを切り替えたりするスイッチで、これをONにし10〜15秒間ライトに近づけることで、ZigBee(短距離無線通信規格)でスイッチとライトをペアリングする。もちろん従来のようにブリッジを用いてスマートフォンアプリから操作することも可能だが、Dimmer スイッチを使えばネット接続なしですぐにリモコンとして使えるようになる。ただし、ライトを1つずつ操作したい場合には、従来どおりアプリとの連携が必要。


Philips Hue ホワイトグラデーション 「Dimmer スイッチ」。一番上のボタンで色温度を切り替え、真ん中の2つのボタンで明度を調整する

 Dimmer スイッチは電池式のため配線工事などの必要がなく、ネジ、マグネット、両面テープで留められるように固定部分が設計されていることも特徴といえる。

 発売は12月中旬を予定。オンラインストアなどから購入できるという。想定価格はLEDランプ2個、ブリッジ1台、Dimmer スイッチ1台、ブリッジ用電源アダプタ1個、LANケーブル、がセットとなった「Philips Hue ホワイトグラデーション スターターセット」が1万4800円、ランプ1個のみの「Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ」が3400円、Dimmer スイッチ1台のみの「Philips Hue ホワイトグラデーション Dimmer スイッチ」が2800円。


Philips Hue ホワイトグラデーション 「Dimmer スイッチ」は、ネジ、マグネット、両面テープで留められる

Philips Hue ホワイトグラデーション 壁に付けたケースに収めた状態

Philips Hue ホワイトグラデーション 壁に付けたケースから外した状態

 先日、ボタン押すだけで日用品が届く「Amazon Dash Button」日本上陸の発表もあったが、リアルとの接点を導くハードウェアにも最近光が当たっているようだ。

太田智美

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