フランス生まれ、1万円台のSIMフリースマホ「Tommy」日本で発売 その狙いは
仏Wiko日本法人のウイコウ・ジャパンは2月14日、低価格のSIMロックフリーAndroidスマートフォン「Tommy」を2月25日に発売すると発表した。価格は1万4800円(税別)。本日から予約を受け付ける。フランスでシェア2位を誇るスマートフォンベンチャーが競争の激しい日本市場に進出を決めたのは、高品質な日本の通信インフラからノウハウを吸収する狙いがあるという。
ヨーロッパで勢力を広げるスマートフォンブランド
Wikoは2011年に仏マルセイユで設立。デザイン性と低価格を武器に顧客を増やし、現在はフランス国内でシェア2位を誇る。世界34カ国に進出しており、2016年には世界累計販売台数が1000万台を突破したという。
日本向け第1弾として投入する「Tommy」は、5インチのHDディスプレイ(1280×720ドット)を搭載するSIMロックフリースマートフォン。ローエンドに位置するSnapdragon 210プロセッサを搭載し、価格は1万円台に抑えながら、高音質な通話が行える「VoLTE」に対応する。
OSはAndroid 6.0、メモリは2GB、内部ストレージは16GB、外部メモリとして64GBまでのmicroSDカードに対応。アウトカメラは有効800万画素、インカメラは有効500万画素。バッテリー容量は2500mAhで取り外し可能。サイズは145.9(幅)×71.5(奥行き)×8.9(高さ)ミリ、重さ145グラム。カラーバリエーションはグリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラックの3色で、他の色は順次展開予定という。
日本進出の狙い
ヨーロッパを中心にシェアを伸ばすベンチャーが日本に進出する狙いは、日本の高品質な通信インフラから得られる開発ノウハウをグローバルで生かすことだと同社の前田浩史社長は話す。
「2020年に向けて、5G(次世代通信方式)のトライアルが進むなど、日本は素晴らしい市場だと考えている。製品を販売するだけでなく、得られるものがあるのではないかという複合的な意味合いで進出を決めた」(前田社長)
日本でのシェア目標は非公開としつつ、2017年は全世界で1500万台の出荷を目指すという。同社によると、2016年実績は全世界で1000万台。
「日本は高品質な製品が要求されるが、Tommyはヨーロッパの通信キャリアでも取り扱い実績があり、最適だと考えた」(前田社長)
同社は、MVNOなど販売チャンネルの拡大を目指しつつ、17年中に数機種を投入予定という。「『Wikoって使ってて楽しいよな』と思わせるブランドを展開していきたい」(前田社長)。
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