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Facebook、ディープラーニングフレームワーク「Caffe2」をオープンソースに

» 2017年04月20日 13時48分 公開
[ITmedia]

 米Facebookは4月18日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催の年次開発者会議「F8」で、モバイル上でAIアルゴリズムを構築し、実行できるオープンソースのフレームワーク「Caffe2」を発表した。GitHubで公開されている。

 caffe 1 Caffe2のWebサイト

 ディープラーニングを使っての人工知能の構築と実行には通常、スパコンやデータセンターが必要だが、Caffe2を使えばそうしたインフラなしにディープラーニングを使えるという。

 現在、NVIDIA、Qualcomm、Intel、Amazon、Microsoftと密に協力し、Caffe2をクラウドおよびモバイル環境に最適化しているという。

 NVIDIAによると、同社のディープラーニング専用システム「NVIDIA DGX-1 AI」でCaffe2を稼働させると他のシステムでよりも7倍高速という。

 caffe 2

 PythonとC++のAPIが用意されており、簡単にプロトタイプを構築できるとしている。Dockerのクラウドを使うか、Mac、Windows、Ubuntuにインストールして使える。モバイル開発にはVisual Studio、Android Studio、XCodeを使える。

 インストール方法やチュートリアルは専用サイトにまとめられている。

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