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2017年07月08日 10時33分 UPDATE

GarageBandオンザラン:ガレバン起動して20秒で始めるアンド・アイ・ラブ・ハー1本指弾き語り iOS版GarageBand書籍出版記念

「ガレバンおじさん」こと松尾が執筆したiPhone、iPad用GarageBandの本が本日7月8日に発売されたので、その連動企画第2弾です。

[松尾公也,ITmedia]

 この連載をきっかけに生まれたGarageBand本が本日、無事発売されました。

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 この本に連動した超簡単作例の第1弾として、前回はビートルズの「ヘイ・ジュード」をGarageBand起動後10秒で弾けるようになる方法を動画付きで解説しました。

 これは、GarageBandのSmart Pianoという楽器モードで、「コードストリップ」という、長四角の領域をタップすることで、ピアノのコードを押さえて演奏するようなプレイができるというもの。本物のピアノならば左手で低いファの音、右手ではド、ファ、ラと、Fのコード構成音を押さえて弾くのを、それぞれ片手の親指と人差し指だけで弾けちゃうというスゴ技?でした。

 この場合、ほとんど設定がいらず、Smart Pianoを選択してSustainボタンをオンにするために10秒かければいきなり「ヘイ・ジュード」が弾けてしまいます。

 今回はピアノではなくて、ギター、アコースティックギター(フォークギター)でもっと簡単なやり方でやってみましょう。曲はビートルズの「アンド・アイ・ラブ・ハー」。映画「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」に収録されたバラードです。ジョージ・ハリスンが印象的なクラシックギターのリフを弾く曲ですが、今回はジョン・レノンのパートであるジャカジャカしたアコースティックギターと、ポール・マッカートニーの歌だけの「弾き語り」にしちゃいます。

 イントロはすっ飛ばして、いきなりボーカルとギターが始まるようにします。ヘイ・ジュードのときはオリジナルのFメジャーなのに無理やりCメジャーに当てはめ、それでも弾けちゃったわけですが、今回はキーをオリジナルのC#マイナーに変更します。

photo キーをオリジナルと同じに変更

 さらに、4種類の演奏スタイルで自動演奏してくれるAutoplayを1に設定します。ここまでの設定に20秒。

 動画による解説はこちら:

 これで、ワンフィンガーでコードを押さえてジャカジャカやらポロリポロリができるわけです。やり方は、ぼくの本では次のように書いています(2-4 ギターを知らなくてもフォークギターが弾ける):

ギターを知らなくてもフォークギターが弾ける

 昔の人は言いました。「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」。このギター1本と、この声さえあれば俺のメッセージを世界に伝えることができる。確かにその通りです。可能性は無限大。でも、ギターを習得するには結構時間がかかりますし、途中で挫折する人も多い。障壁はいくつもあります。まず、弦を押さえるだけで指の腹が痛くなり、下手すると血が出る。Fコードを押さえると音がブルブル震えてまともなサウンドにならない。スムーズに次のコードに移れない。ようやく弾けるようになったけど、いつもそこにギターがあるわけじゃないから、みんなに自慢できない。

 でも、簡単にできるのです。GarageBandなら。

 実のところ、GarageBandのギター演奏は世界で一番簡単に弾ける方法だと言っていいでしょう。8つあるコードを、ポロンポロンと下から上に、または上から下にスライドさせるだけで、すごくフォークギターっぽい音が出るのです。

フォークギターの音を出すためには、楽器選択メニューから、「GUITAR」を選び、その左下にある「Smart Guitar」をタップします。すると、上下に6本の弦と、左からEm、Am、Dm、G、C、F、Bb、Bdimという8つのコード名が書かれた、ギターのフレットのようなものが表示されます。GarageBandではこれをコードストリップと呼びます。この状態で、先ほどのポロンポロンができるのです。

 最初はCのキーなので、右から4番目にあるCコードでジャーン・ジャーン、ジャン・ジャ・ジャン・ジャーンなどとかき鳴らし、その右のFコードを同じようなパターンで弾いて、それに合わせて適当に歌えばもう、それは「弾き語り」です。

 あなたが歌いたい楽曲がこの8つのコードでできているのなら、そのまま様々な演奏方法を試みてもいいかもしれません。この弦1本1本は、下からギターの6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦に大体のところ相当します。1本ずつ弾けば、それは分散和音、アルペジオになります。弾く順番を工夫して、5、6弦のベース音を1小節の先頭に、それ以外を分散させたり、3本の指で軽快なリズムを作りながらアルペジオを弾くスリーフィンガー奏法なども、やろうと思えばこのコードモード「CHORDS」でできます。

 また、弾くときに画面左の領域を左手で押さえていると、「ミュートした」音になります。リアルなギターであれば、コードを押さえている指を浮かせたり、弾いた後に弦を押さえたりするときの効果です。

 キーが合わなければ、画面右上の設定アイコンをタップして「キー」を選択し、標準のCメジャー以外のキーに変更できます。また、曲の中で使うコードが、最初の8個以外のものがあった場合、「コードを編集」を使って、思い通りのコードにカスタマイズすることも可能なのです。Major7とかadd9とか、コードはFなのにベースをGにするとか、オッシャレーな感じのコードを使うことだってできます。

 次は、もっと楽をする方法に行きましょう。弦を1本1本弾いていく必要すらありません。GarageBandが自動演奏、つまり「Autoplay」してくれるのです。Autoplayを使うには、画面上部の右から2番目にある、ノブボタンをタップします。すると、6本の弦が下にスライドしてフォークギターのサウンドホールと、Autoplayというノブが見えるはずです。

 この時点ではAutoplayはOFFになっていますが、ノブを右に回すことで、1から4まで選択できます。試しに1にして、コードストリップのCを押さえてみましょう。「ジャンジャン、ジャカジャカ」とコードを弾いているサウンドが流れ続けるはずです。もう1回Cをタップすると、音は止まります。Gコードをタップすると、Gのコードでやはりジャンジャン、ジャカジャカと弾き続けます。Fを押さえると、「ジャン、ジャカジャカジャカ」と少しだけリズムが違います。

 このように8つのコードを指定するだけで、ギターストロークが奏でられるのです。これなら歌に集中できますね。

 Autoplayのノブ2では、8分音符だけのアルペジオ、ノブ3は、16音符も織り交ぜた軽快なスリーフィンガー、ノブ4はノブ3をさらに複雑にしたもの。

 フォークギターのパターンはこれでほぼ十分な気がしますね。

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