インスタンス専用アプリは大手企業だけのものではない。ピクシブ運営のPawoo、ドワンゴのfriends.nicoだけではなく、個人運営による地方インスタンス、いわゆる地方丼でも独自色を生かしたアプリが生まれている。
その走りとも言えるのが新潟県十日町市の地域インスタンス「十日町市のMastodon」専用のAndroidアプリ「トマドン」。6月22日に公開されている(Google Play Storeへのリンク)。トマドンは十日町市のMastodonの公式マスコットでもある。
十日町市のMastodon管理人である西村治久さんはインスタンスを立てた経緯をブログに書き記している。Androidアプリの作者も西村さんだ。
7月11日には大阪の地域インスタンス「mstdn.osaka」のiOS版アプリ「大阪丼」が公開された(App Storeへのリンク)。
インスタンスをWebで見た場合と同様、ブーストされるはしばかれる、フォローはツルみ、など全ての文字列リソースが大阪弁となっている。マルチインスタンス、マルチアカウントにも対応するなど、機能面での妥協もない。
方言や連合への取り組み方など、独自色を打ち出してコミュニティーとのつながりを重視している地域インスタンスにもモバイルアプリの波が来ているのだろうか。日本では4種類しかない、インスタンス発モバイルアプリのうち半数が地方丼になったというのは面白い現象だ。
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