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» 2017年08月31日 22時32分 公開

マストドンつまみ食い日記:課金あり「生協」インスタンスの試み

Social.coopという新しいインスタンスが興味深い運営をしている。

[松尾公也,ITmedia]

 Social.coopというマストドンのインスタンスがある。簡単にいうと、「生協システム」賛同者が集まるインスタンスだ。

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 ほとんどのメジャーなSNSは企業が運営する、プラットフォーム資本主義とでも呼べるものになっており、無料で提供されているようでいても実はユーザー自身が商品になっている。まさにマストドンのaboutページに書かれているようなことを危惧し、それに依存しないシステムを人々の手でプラットフォーム化しようという動きがある

 それについて書かれたブログを読むと面白いことがわかる。

 Social.coopは個人や企業が運営するのではなく、参加者が集団で運営するのだ。

 月額1ドルから10ドルを参加者が支払うことで、運営費をまかなう。費用を支払ったコントリビューターはアイコンと金額が表示され、参加を認められる。ある意味、生協の会費みたいなものだ。

 年間運営予算が明示されており、そのためのドネーションも受け付けている。

 Enty、Patreonなどパトロネージシステムを利用しているインスタンスは多いが、最初から月額参加費の支払いが前提というのは初めて見た。

 インスタンスのログインとメンバーシップを紐づけて実現しているシステムも興味深い。

 「連合」「企業に依存しない」「脱中央集権」「自律」といった、マストドンの精神とも親和性が高い。日本の生協でマストドンやるところは出てこないかな?

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