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日産、新型EV「リーフ」発表 満充電で400キロ走行、レベル2自動運転、1ペダル走行も(1/3 ページ)

» 2017年09月06日 16時15分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 日産自動車は9月6日、電気自動車(EV)「リーフ」の新型モデルを10月2日に発売すると発表した。1回の充電で400キロ(JC08モード)の走行を実現したほか、高速道路や駐車場で利用できる自動運転機能、発進と加速、減速、停止を1ペダルで操作する「e-Pedal」などの先進機能を搭載する。価格は315万円360円(税込)から。

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 2010年に登場した同名モデルをフルモデルチェンジ。40分の急速充電で80%まで充電できる40kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は初代モデル(24kWhで航続200キロ)から倍増した。充電時間(普通充電)は3kWで16時間、6kWで8時間。

 電気モーターの力を駆動部に伝える機構の新型「e-パワートレイン」は、最大出力110kW(150ps)/最大トルク320N・mを実現し、EVならではのスムーズな加速性能を向上させたという。

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 高速道路上の単一車線で先行車を追従するレベル2の自動運転技術「プロパイロット」を採用するほか、車庫入れや縦列駐車時にアクセルとブレーキ、シフトチェンジ、ステアリング、パーキングブレーキを自動制御する「プロパイロット パーキング」を搭載。他社のシステムに比べ、システムが自動制御する操作範囲の広さが特徴だ。

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 アクセルペダルのみでクルマを発進、加減速できる新機能「e-Pedal」も搭載した。ペダルから足を離すだけでブレーキを制御して減速、停車も可能。坂道でも停止状態を保持できる。1ペダル操作によって、EVならではの運転フィーリングを楽しめるという。

 米国やカナダ、欧州では2018年1月以降に発売する予定。同年にはバッテリー容量とモーター出力を向上させた“ハイパフォーマンスモデル”も発売するという。

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 エクステリアデザインも一新。空気抵抗を抑えた低重心設計で、フロントには日産車共通の「ブーメラン型ランプシグネチャー」や「Vモーショングリル」を採用。「シャープでダイナミックなデザイン」(同社)としている。

 リーフは5ドア・5人乗りで、ボディーサイズは4480(全長)×1790(全幅)×1540(全高)ミリ、ホイールベースは2700ミリ、重量は1490〜1520キロ。

 インテリアデザインは、日産車共通のデザインテーマ「グライディング・ウイング」を採用し、上質感とハイテク感のある空間に仕上げたという。運転席のメーター内には7インチのディスプレイを装備し、モーターの動作状況やオーディオ、ナビゲーションシステムの情報を表示できる。ナビはiPhoneを接続してアプリを連携できる「Apple CarPlay」に対応する。

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