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マストドンのアカウントは自分で削除できる(例外あり)マストドンつまみ食い日記

» 2017年10月04日 23時33分 公開
[松尾公也ITmedia]

 今日、ドワンゴのインスタンスfriends.nicoで、退会方法についての質問と回答があったのをたまたま目撃した。そこで気づいたのは、マストドンに近い立場の人でも退会が可能かどうかについては知らないこともあるということだ。

 最近はTwitterからマストドンに移行する人が多いのだが、マストドンに移行するときのネガティブ要因として「でも退会できないんだよね」という間違った情報がいまだに流れている。それについては6月16日、バージョン1.4.2のときに解説記事を書いたのだが、いま読むと例外事例について書かれおらず、しかも退会のためのユーザーインタフェースも変わっていることに気づいた。なので、改めて解説しておこうと思う。

 まず第一に、退会は可能だ。ただし、自分の手で退会できるかどうかはインスタンスの運営方針に依存する。大多数のインスタンスではユーザー設定から退会することができるが、friends.nicoではこの機能にアクセスできないよう設定が変更されている。管理者に依頼すれば退会は可能だが、ユーザーが自分でfriends.nicoから退会する作業は行えないということだ。

 これには理由がある。ユーザーが自分だけで退会できるようにしてしまうと、周囲から退会しろと圧力をかけられ、本人もそれに乗ってしまう可能性があるからだ。そこで、管理者による削除のみに制限しているという。

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 その他の大多数のインスタンスでは、ユーザー設定から「セキュリティ」を選び、その一番下に「アカウントの削除」という項目があり、そこに貼られているリンクから、ユーザー自身で削除を行うことが可能だが、friends.nicoにはそのメニューがない。

 以前のバージョンではアカウントの削除はログイン情報から行うようになっていたが、現在(1.6.1)ではセキュリティからに変更されているので注意が必要だ。

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