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Apple、iPhoneとMacのアプリをユニバーサルアプリに──Bloomberg報道

» 2017年12月21日 07時08分 公開
[ITmedia]

 米Appleが早ければ2018年中にもiOSとmacOSのアプリを統合すると、Apple関連予測で定評のある米Bloombergのマーク・ガーマン記者が12月20日(現地時間)、匿名を希望する情報筋の話として報じた

 開発者はiPhone、iPad、Macで稼働する1つのアプリを開発できるようになるという。ガーマン氏は、現在のMac向けアプリストア「Mac App Store」は“ゴーストタウン状態”でMacアプリのアップデートはiOSアプリに比べて頻度が低いが、アプリ統合が実現すればMacでも最新のさまざまなアプリを使えるようになると語った。

 例えばTwitterアプリの場合、iOSアプリの最新版は12月16日のバージョン7.14、Macアプリの最新版は3月20日のバージョン4.3.2だ。

 apps 1 Mac App StoreのTwitter

 このプロジェクトはApple社内でコードネーム「Marzipan」(マジパン)と名付けられ、数年にわたって秘密裏に進められているという。AppleはiOSとmacOSの次期メジャーアップデートで公開するとみられる。ただし、計画はまだ流動的という。

 モバイルとデスクトップのアプリを統合するいわゆる「ユニバーサルアプリ」については、米Microsoftと米Googleが先行する。Microsoftは「Windows 10」のリリース段階でスマートフォンからPC、IoTまであらゆる端末で稼働するアプリとして「Universal Windows Platform(UWP)」を2015年の「Build」で発表した。米Googleは2016年の「Google I/O」で、AndroidアプリおよびアプリストアのGoogle PlayをChrome OSに対応させると発表した。いずれも既に実現している。

 apps 2 Chromebookで稼働するAndroidアプリ

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