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トヨタ、新型「RAV4」世界初披露 自動ブレーキやAlexa搭載(1/4 ページ)

» 2018年03月28日 16時02分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は3月28日、クロスオーバーSUV「RAV4」(ラブフォー)の新モデル(米国仕様)を「ニューヨーク国際自動車ショー」(3月30日〜4月8日)で初披露すると発表した。単眼カメラとミリ波レーダーで前方車や歩行者を捉える自動ブレーキ機能などを備える。日本では2019年春ごろに発売予定。

RAV クロスオーバーSUV「RAV4」(ラブフォー)の新モデル(米国仕様)

 安全運転機能をパッケージ化した第2世代「Toyota Safety System」を採用。単眼カメラとミリ波レーダーで昼間の自転車、夜間の歩行者などを検知可能な自動ブレーキ機能「プリクラッシュセーフティ」や、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト」、前方車の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」などの機能を備える。

 米国で展開するマルチメディアシステム「Entune 3.0 Audio」とタッチ操作できる8インチディスプレイを標準搭載。iPhoneの機能を使える「Apple CarPlay」、Amazonの音声サービス「Alexa」などにも対応する。

 パワートレーンは、新開発の直列4気筒2.5L直噴エンジン、8速オートマチックトランスミッション、2.5Lハイブリッドシステムなどを搭載。新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)と「新型E-Four」(ハイブリッド車)をそれぞれ採用した。

 「TNGA」(Toyota New Global Architecture)に基づく新プラットフォームを採用し、ボディーの高剛性化、低重心化を図っているのも特徴だ。外装はボディーのワイドスタンス化やタイヤの体径化などで力強さを表現。内装はSUVらしい硬質な素材だけでなく、人の手や体が触れやすい箇所にソフトパッドを配置し、機能性を図りながらメリハリのある構成に仕上げた。

 外寸サイズは4595(全長)×1855(全幅)×1700(全高)ミリ、ホイールベースは2690ミリ(米国仕様)。

 新モデルの開発コンセプトは「SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細かな配慮を兼ね備えた4WD」(同社)。SUVらしいタフさを追求するだけでなく、都会にもマッチする洗練されたデザインも重視したという。

 RAV4シリーズは1994年の発売以来、米国で累計約318万台、グローバルで累計約812万台を販売(17年末時点)。17年には、米国で過去最多の約41万台を販売した。日本では16年7月に販売終了していたが、約3年ぶりに復活する。

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