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» 2018年06月28日 19時21分 公開

LINE、「Clova」スキルの開発キットを公開 外部企業と連携強化

LINEは、AIアシスタント「Clova」に搭載するスキル(機能)を、サードパーティーの外部企業や開発者が作成できる「Clova Extensions Kit」を7月中に公開する。

[ITmedia]

 LINEは6月28日、AIアシスタント「Clova」に搭載するスキル(機能)を、サードパーティーの外部企業や開発者が作成できる「Clova Extensions Kit」を7月中に公開すると発表した。公開に先駆け、東急電鉄やローソン、日本航空(JAL)など34社が協力し、50以上のスキルを順次提供していく。

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 開発者が作成したスキルは審査を経て、7月下旬以降に公開する「Clovaスキルストア」上で提供するとしている。「プラットフォームのオープン化により、Clovaを通してできることが広がる」(LINE)

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 また、既にLINEが提供している、家電製品を音声操作できる機能「Clova Home」に対応する製品を増やす。連携済みのLED照明「Philips Hue」に加え、シャープ、パナソニック、東芝映像ソリューション、三菱電機などのメーカーの製品と順次連携する計画だ。

声優やアイドル、恋人……「好きな声をスマートスピーカーに」

 スマートスピーカー「Clova WAVE」の一般発売(2017年10月)以降、LINEは音声認識の精度向上に努めてきたという。同社の舛田淳CSMO(最高戦略マーケティング責任者)によれば、認識精度は94%から95%に向上、音声を認識してから反応するまでの時間(レスポンスタイム)は1.389秒早くなった。「他社製品と比べても引けを取らないレベルまで改善した」(舛田氏)

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 Clova搭載のスマートスピーカーは、「ドラえもん」や「ミニオン」をモチーフにしたモデルを投入するなど、キャラクター性を重視している。そうした背景から「音声にキャラ性を持たせる取り組み」も進めている。

 28日、舛田氏は同社のイベントで、舛田氏自身の声で返答するスマートスピーカーを披露した。DNN(ディープニューラルネットワーク)を活用し、少しの音声データから声の特徴を学び、未知の語彙に対応できる音声合成技術を開発したという。

photo LINEの舛田淳CSMOが、自分自身の声で返答するスマートスピーカーを披露=同社の戦略事業発表会「LINE CONFERENCE 2018」を生中継した「LINE LIVE」より

 これまでのClova WAVEは「ベースとなる声を作り出すために、声優の声を数百時間録音していた」が、新技術は4時間程度で高品質の音声データを生成できるとしている。

 「Clovaの音声をベースに『声色を変える』ように、新しい音声を作れる。まだ商品に組み込める段階ではないが、精度が上がれば、声優やアイドル、恋人、両親など好きな人の声をスマートスピーカーにセットできる」(舛田氏)

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