シャープは10月3日、スマートフォンの「AQUOS」シリーズとして初めて有機ELディスプレイを搭載した「AQUOS zero」を発表した。2018年冬モデルとして市場投入する予定で、同社製の有機ELパネルを採用した初の製品となる。
AQUOS zeroに採用されたのは、約6.2インチの(1440×2992ピクセル)フレキシブル有機ELパネル。シャープによると、バックプレーン(回路基板)を三重工場(三重県多気町)で、蒸着工程は堺工場(大阪府堺市)のG4.5(基板サイズは730×930ミリ)ラインで行っているという。生産能力など詳細は公開していない。
シャープは2016年9月に有機ELパネルの生産に574億円を投資すると発表。18年第一四半期決算では「6月から量産出荷を開始する」と明らかにしていた。9月にドイツで開催されたエレクトロニクスショー「IFA 2018」では「有機ELディスプレイ搭載スマートフォンの試作機」を参考出展していた。
有機ELパネル、iPhone Xで需要加速 6年間で世界市場規模3倍の予測
JOLED、印刷方式の有機ELディスプレイ量産に向け新工場建設へ 資金調達は「継続中」
世界初の印刷方式有機ELパネル、JOLEDが出荷開始 大型パネルはパートナーと
JOLED、印刷方式の有機ELディスプレイ量産に向け新工場建設へ 資金調達は「継続中」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR