NTT東日本と、空席情報プラットフォーム事業と展開するバカンは、大丸札幌店(札幌市中央区)のレストランやトイレなどの空き状況を、店内のデジタルサイネージや、来店客のスマートフォンで確認できるサービスを始めた。国内百貨店では初の試みという。
大丸札幌店のレストランとカフェ、トイレ、授乳室、免税カウンター、休憩スペースなどにカメラやセンサーを設置。取得したデータを、クラウド上の人工知能(AI)で解析することで混雑情報を割り出し、各フロアのサイネージにリアルタイムで一覧表示するほか、Web上にも配信する。来店客は、サイネージを見たり、手持ちのスマートフォンから混雑状況を確認できる。
カフェやレストランは休日などに待ち時間が長くなる傾向があり、混雑状況は実際に足を運ばなければ把握できなかったが、このシステムを使えば事前に混雑状況を把握でき、来店客の効率的な回遊につながるとしている。
両社は今回の導入効果を基に、混雑把握技術の向上や新しい商業施設向けソリューションの開発に向けた協業を加速する。
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