オフィスからスマホでコーヒー注文→ロボが配達 オフィスビルで実験

[ITmedia]

　森トラストは12月11日、オフィスからスマートフォンを使ってコーヒーを注文すると、搬送ロボットがカフェからオフィスの入り口まで配達してくれるサービスの実証実験を、来年1月、同社が保有する東京・虎ノ門のオフィスビル・城山トラストタワー内のカフェとオフィスエリアで行うと発表した。

今回の実験で活用する「Relay」のデザイン

　米国のスタートアップSaviokeが開発した搬送ロボット「Relay」と、日本のベンチャー企業Showcase Gigが開発したモバイルオーダーサービス「O:der」を組み合わせる。

　Relayは自律走行が行え、自らエレベーターを操作して障害物を回避しながら、指定された場所まで品物を届けられるといいい、多くのホテルで軽食や飲み物を各部屋に運ぶ配送サービスに利用されているという。

　実験では注文者が、ビルのオフィスエリアやカフェ周辺の座席で、O:derアプリを使って注文・決済すると、ロボットがカフェから注文者の元に商品を配達する。オフィスから注文した場合は、オフィスの入り口まで届ける。

　実験は来年1月7日にスタートし、6月末まで行う。実験を通じ、高層ビルでのデリバリーサービスのニーズや利用者の満足度、店舗の運営効率や事業性などを検証する。