米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は1月9日(現地時間)、オープンソースのNoSQLデータベース「MongoDB」(バージョン3.6)と互換性があるマネージドデータベースサービス「Amazon DocumentDB with MongoDB Compatibility」を発表した。
ストレージは10GBから64TBまで10GB単位で拡張可能。6種類のインスタンスサイズ(メモリ容量が15.25GB〜488GBまで)から選択でき、元のデータベースを複製した参照用のデータベース(リードレプリカ)は最大15台まで使える。
可用性の高さも特徴。障害が発生すると、30秒以内にレプリカにフェイルオーバーが行われるという。
利用可能なリージョンは、米国東部(N. Virginia)、米国東部(Ohio)、米国西部(Oregon)、ヨーロッパ(Ireland)。ストレージ、I/O、データ転送の利用状況に応じて料金が発生する。
MongoDBのマネージドサービスは、これまで開発元のMongoDBが「MongoDB Atlas」を提供してきた(AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureで利用可能)。Microsoftの「Azure Cosmos DB」でもMongoDB用のAPIをサポートしているが、AWSも新たな選択肢を提示した形だ。
AWSは、新サービスについて「既存のMongoDBを使ったアプリケーションなどと互換性があるように設計した、高速でスケーラブルなドキュメントデータベース」とアピールしている。オンプレミスのMongoDBをAWSへ移行する、などのユースケースを想定している。
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