サダタロー氏が主張するのは、「勝ち負けばかりがスポーツではない」ということ。もちろん、バトルはゲームの醍醐味(だいごみ)の一つですし、プロeスポーツプレイヤーの見事なプレイは一般プレイヤーの憧れの的でもあります。
しかし、特にゲームが「eスポーツ」として扱われる際、何が「eスポーツ」たらしめているかというと「(高額な)賞金のあるゲーム大会」の有無ではないでしょうか。となると必然的に競技性が強調されることになり、本来“スポーツ”という言葉が持つ「娯楽」や「楽しみ」といった意味が二の次になってしまう、というのがサダタロー氏の主張することです。
「スポーツとは何か」を問うのはスポーツ学が扱う問題で、かつてスポーツ学を学んでいたサダタロー氏にとってはいろいろと思うところがあるようです。
それでは、勝ち負け以外ではどうやってeスポーツを含むスポーツを盛り上げられるのでしょうか。次回に続きます。
漫画家を始められたのって大学時代ですよね。
そう、漫画を書く傍らスポーツ社会学を専攻していて、地域のスポーツクラブについていろいろ調べていたの。
8年間学ばれた分、言いたいことがいろいろあると。
すみません、漫画ばかり書いて留年していただけです……。
途端に説得力がなくなった8年分の重み!
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