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Apple、iOS 6の“時計盗用”問題でスイス連邦鉄道と和解

iOS 6搭載iPadの「時計」がスイス連邦鉄道の時計デザインと酷似している問題で、両社がライセンス使用許諾契約を結ぶことで合意に達した。

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 米Appleが新モバイルOS「iOS 6」のiPad版で採用した時計のデザインについて、スイス連邦鉄道(SBB)が商標権を主張していた件で、両社が和解した。SBBが10月12日(現地時間)に発表した。

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iOS 6搭載iPadの「時計」(左)とSBBの時計(スクリーンセーバーとして提供しているもの)

 両社が結んだライセンス契約により、AppleはSBBにライセンス使用料を支払ってSBBの時計のデザインをiPadやiPhoneなどの端末で利用する。

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駅構内の時計

 SBBは、iOS 6のリリース直後にメディアに対し、「世界的に成功した企業が弊社の時計のデザインを採用したことは誇りに思う」が、Appleは無断でデザインを利用しており、Appleにこの時計デザインの商標はSBBが有していることを連絡したと語っていた

 SBBの時計は、1944年にSBBのエンジニアでデザイナーのハンス・フィルフィカー氏がSBBのためにデザインしたもので、ひしゃく型の赤い秒針が特徴だ。この時計は、SBBの正確な鉄道運行の象徴になっているという。同社はこのデザインをスイスの時計メーカーMondaine(モンディーン)にもライセンス供与している。

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モンディーンの公式サイト

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