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知的財産に関する意識の向上、「知的財産検定」の受験者増加

» 2004年06月28日 15時49分 公開
[ITmedia]

 知的財産教育協会は、6月28日、「第2回知的財産検定(2級)」(6月6日実施)の受検者データおよび合格者データを発表した。

 これによると今回の検定では1428人が受検(申込者数:1555人)、今年3月にスタートした「第1回知的財産検定(2級)」を208人上回る結果となり、知的財産に対する関心の高さが窺える結果となった。

 受験者の年齢は30〜39歳(最年少:19歳、最年長:77歳)で全体の37.8%を占め、女性は16.1%。企業内での属性を見ると、知的財産部門と研究開発/エンジニア部門で全体の57.7%を占めており、電気・化学・機械など理系出身者が受験者に多いことから、特に研究開発/エンジニア部門での知的財産に対する意識が高いと見られる。企業・学校単位での団体受験も前回の12から21団体に増えた。

 2級合格者は全体の44%、準2級合格者(総得点は基準に達しているが、各分野の得点で一定の水準に達していない)は、28%と前回並の水準で、知的財産部門に所属する受検者の2級合格率は59%、研究開発/エンジニア部門は35%だった。

 同協会では、次回11月には大阪でも検定試験を実施、知的財産に関する意識が高まっていることから次回受験者を3000人と見込んでいる。

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