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経営者の情報源としてインターネットは新聞に次いで重要視される存在に

» 2004年07月12日 16時52分 公開
[ITmedia]

 フォーバルは7月8日、小規模事業経営者を対象にしたアンケート「小規模事業者と情報」の調査結果を発表した。

 同調査では幅広い質問を実施しているが、ここでは、とくにインターネットやITに関連した調査項目とその回答をピックアップしてみよう。なお、調査は3月1日〜4月1日の期間、同社コンサルタントが顧客先を回り、経営者から直接聞き取り形式で行った。有効サンプル数は476件。

 「あなたが重要視している『情報源』は何ですか」という質問(複数回答可)では、1位が「新聞」(59.7%)で、「インターネット」(39.1%)、「テレビ」(38.7%)、「同業者」(32.8%)、「取引先」(28.2%)が続いた。また、「雑誌」(19.1%)や「書籍」(9.0%)、「ラジオ」(6.3%)などは位置づけが低かった。

 インターネットは、欲しい時に欲しい情報を得られる双方向性やタイムリー性が支持され、テレビを上回るなど、調査の事前に予想された以上に「情報源」として認知されていることがわかった。とくに年代別では、30代層でインターネットが新聞よりも重要視されている傾向が見られたという。

 「あなたは経営に活用するために、インターネットでの情報収集はどの程度していますか」という質問においては、全体で「よく利用する」と回答したのは23.1%、「ときどき利用する」が27.7%と、両回答者を足してかろうじて半数を超える程度だった。年代別では、年齢層が高くなるにつれ、「全く利用しない」人が増える傾向にある。このことから、情報ツールとしてインターネットの重要性が認められながらも、十分に使いこなせていない実態が確認されたと、同社は考察している。

 このほか、「ITの発展は、あなたの情報収集にどのように影響がありましたか」という質問では、34.7%の人が、「情報収集が簡単に行えるようになり、便利になった」と答えており、「情報収集の方法に選択の幅が広がり、便利になった」という回答も29.8%と目立った。

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