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自社サイトに中途採用の求人掲載、上場企業で44.5%──ジョブダイレクト

» 2004年08月06日 17時59分 公開
[ITmedia]

 求人情報専門検索サイト「ジョブダイレクト」は、Web上における各企業の中途採用の求人掲載率を[上場市場別][業種別][職種別]に区分し、調査を実施した。期間は7月20日〜7月31日、調査対象は、上場企業3676社(内、東証マザーズ、ジャスダック、ヘラクレスなどに上場している新興市場企業1126社)、および外資系企業1200社。

 これによると、自社サイトを保有する企業数で自社サイトに中途採用の求人を掲載している企業数を割った「求人掲載率」は、上場企業1635社÷3676社で44.5%、外資系企業で398社÷1200社で33.2%となった。

 上場企業のうち新興市場に上場している企業では579社÷1121社で51.7%となる。なかでも東証マザーズ上場企業に限ると80%の企業が中途社員を募集している。ほかにヘラクレス・68.5%、ジャスダック・46.6%と東証一部上場企業の43.2%と比べると、上場企業の増加が著しい新興市場で、中途採用が活発化している傾向にあるようだ。

 また、求人企業の業種を見ると、求人企業数では「機械・部品・自動車」「電気・電子・コンピュータ」「ソフトウェア・システム開発」がトップ3、募集件数では、「電気・電子・コンピュータ」「機械・部品・自動車」「ソフトウェア・システム開発」の順となる。募集職種では「電気/機械/化学」が2060件で25.9%と多く、次いで、「SE/システムエンジニア」が1123件で14.1%、「営業」が830件で10.4%と続く。職種や業種の動向としては、「電気」「機械」「ソフトウェア業種」におけるエンジニアの募集が圧倒的に多い結果となった。

グラフ 職種別にみる上場企業の求人動向.c

 同社では、中途採用に対する求人動向の一つの指標として自社サイトに求人情報を掲載している企業の掲載率を紹介している。

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