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女性の習い事、パソコンは高年齢層に人気

» 2004年08月09日 16時14分 公開
[ITmedia]

 ハー・ストーリィは、女性が取り組む稽古事について調査を行った。7月14日から同社モニター制度「ご意見ネット」会員に対して調査を実施、有効回答数は1998人。

 習い事をしている女性は全体で27.0%。最も少ないのは子供が小さく習い事をしにくいと思われる「20代以下の既婚者」で、子供に手がかからなくなる40代では3割を超え、50代以上では半数近くになる。掛け持ちで習い事を行う女性も40代から増える傾向にあり、40歳代で12%、50歳代以上では16%に上る。

グラフ あなたは現在いくつの習い事をしていますか?(年代別)

 現在やっている習い事は、ジャンル別に見ると、「運動・ダンス」(38.8%)がもっとも多く、2位の「趣味(手芸、陶芸など)」(19.1%)の回答率の倍近い。個別にみると、「英会話・英語」(9.5%)、「パソコン」(6.5%)、「料理」(6.1%)が多い。年代で傾向をみると、英会話・英語は全世代で人気が高く、若い世代では「音楽」ジャンルが、50代以上では「文化・教養」ジャンルの人気が高く、個別でみても「パソコン」は50代以上ではトップ、40代でも3位に位置している。

表 年代別 回答の多い習い事 上位5件

 習い事の教室、スクールを知ったきっかけ(複数回答)は、「友人にすすめられて」が38.1%で最も多く、次いで「ちらし、看板」(22.7%)、「インターネット検索」(11.9%)で、「クチコミ」が重要な情報源になっている。「クチコミ」重視は年齢が上がるほど高く、50代以上では半数近くが「友人のすすめ」。また、若い世代ほど「インターネット検索」を利用する割合が高い。

グラフ 現在通っている習い事教室、スクールを知ったきっかけは何でしたか?(複数回答可)

 現在の教室を選んだ決め手(複数回答)は、「通いやすさ(時間帯)」(56.7%)、「値段」(51.7%)、「立地」(38.7%)が多く、体験レッスンや先生の評判、知名度といった「内容面の特徴」よりも「利便性・経済性」から選ぶことが多いようだ。

現代女性の必須科目は「英語・パソコン・料理」?

 今後やってみたい習い事は、ジャンルでは「運動・ダンス」(29.9%)がトップ、個別の稽古事では「英会話・英語」(17.8%)「パソコン」(7.8%)、「料理」(7.5%)と現在通っている習い事と同じ結果に。この3つは「現代女性の必須科目」といえそうだ。語学では、英語以外には最近の「韓流」ブームを反映して「韓国語」の人気が上昇、30〜40代では「韓国語」が「英語」に次ぐ人気だ。「運動・ダンス」では、「エアロビクス」「バレエ」といった定番から「フラメンコ」「フラダンス」といった目新しいものへの関心が高いようだ。

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