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現代ビジネスマンの朝は「ネット」「メール」「コーヒー」で始まる

» 2004年08月24日 22時21分 公開
[ITmedia]

 アサヒ飲料は、全国9都市の20代および30代のビジネスマン1200人に「朝の生活実態」について調査を実施、その結果を発表した。調査期間は7月16日〜22日。

 これによると、生活のリズムが朝型は47%、夜型は53%とほぼ半々だが、78%が朝型の生活が望ましいと感じており、実際に朝型に生活リズムが変化した人も40%に上る(夜型にシフトは20%)。とはいえ、朝の時間を活用しているかを自己採点すると、平均39.2点と低く、100点満点で60点に満たない人が8割で、願望と現実には大きな隔たりがあるようだ。

 “朝のやる気”度を自己採点すると、起きたときには22点だが、時間の経過と共に上昇して、仕事を始める間には66.2点に上がっている。曜日によっても違いがあり、月曜から金曜にかけて徐々にやる気が上昇、月曜では47.8点と低いが金曜は65.4点と高い点数になる。

 朝、会社に着いて仕事前にすること(複数回答)としては「メールのチェック」が圧倒的に多く6割、次いで「何か飲み物を飲む」36%、「スケジュールのチェック」(35%)と続く。朝仕事前によく飲む飲み物(複数回答)は、コーヒーが62%で最多。次いで「お茶・茶系飲料」が53%でこの2品目が圧倒的に多く、朝はカフェイン包有飲料が人気のようだ。なお、コーヒーの内訳は缶コーヒーは45%、缶以外のコーヒーが42%、両方が10%となっている。

グラフ 朝、仕事を実質的に開始する前にどんなことをする事が多いか(複数回答)

 また、朝仕事を開始するまでの時間を過ごす上で欠かせないもの(複数回答)として、「インターネット」38%、「コーヒー」36%、「お茶・茶系飲料」30%、「タバコ」25%が上位に上がっている。朝はコーヒーを飲みながら、ネットで情報をチェックするのが、現代ビジネスマンの朝の姿のようだ。ちなみに、朝食は、3人に1人が会社に着いてから、の“席朝”族で、通勤途中に食べる人も22%おり、優雅な朝食には遠いようだ。

 なお、この調査からみえてくる“平均的な現代ビジネスマン”は、平均睡眠時間5.9時間。平日の朝7時01分に起き、出勤するまでの時間は48.1分、交通手段は電車が半数を超え(56.2%)、通勤時間は平均44.6分、会社に到着するのは始業時間の20.7分前だ。

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