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女性が熱心に読むメルマガは「懸賞」「セール」に「個人からの情報発信」

» 2004年10月06日 18時47分 公開
[ITmedia]

 ハー・ストーリィは、同社運営のモニター制度「ご意見ネット」会員女性を対象に「メールマガジン」に関するアンケートを実施、その結果を発表した。有効回答数は1976。

 これによると、メールマガジンを受信している女性は98%に上り、そのうち56.7%が10誌以上を購読している。また受信したメルマガのうち、「受信しているが1誌も読まない」人は3%に過ぎず、毎回読んでいるのは「5誌以上」が49.9%、「2〜4誌」が43.6%という結果になった。

 受信しているメールマガジンのジャンル(複数回答)は、「懸賞、プレゼント、モニター情報」80.4%、「ネットショップからのお買い得情報」71.4%が目立って多く、次いで「ファッション、美容情報」47.1%、「エンターテインメント情報」45.9%と続く。

グラフ 「受信している」メールマガジンのジャンルはどのような内容ですか?(複数回答)

 メルマガを読むと答えた人に読んでいるジャンルを聞いたところ(複数回答)、「懸賞、プレゼント、モニター情報」(64.9%)、「ネットショップからのお買い得情報」(44.6%)、「エンターテインメント情報」(27.3%)、「ファッション、美容情報」(26.1%)の順。

グラフ 「読んでいる」と答えたメールマガジンのジャンルはどのような内容ですか?(複数回答)

 受信人数に占める読者人数の割合を出した「閲覧率」を見ると、「個人からの情報発信」が受信率は12.9%と少ないものの、閲読率では79.8%とトップに。同じく「芸能、ジョークなどゴシップ情報」も受信率は12.8%だが、閲読率は74.8%と高い。ほかに「懸賞、プレゼント、モニター情報」が78.3%、「ニュース、速報」が75.8%、「暮らし、健康情報」が72.6%と7割以上の閲覧率で、「時事性のある情報」は、閲読率が高い傾向にある。

グラフ 閲読率(受信人数に占める読者人数の割合)※受信人数の多い順

 同社では、個人発信のメルマガが企業発信のものより閲読率が高いのは、個人的に送られてくるため、親しみを感じさせることや、企業メルマガにくらべ自発的な購読登録が多いことなどを理由として挙げている。

 メルマガ申込・登録のきっかけ(複数回答)は「ホームページを閲覧、申込」が61.1%とトップで、次いでまぐまぐなどの「メルマガ配信スタンドで選択・登録」(40.7%)、「他のメールマガジンで紹介していた」(30.1%)と続き、紙面媒体からと友人からの転送はいずれも1割台以下。

 また、HTML形式のメールマガジン受信している人は全体の87.0%で、そのうち55.5%は「1〜5誌受信」で、「1誌も読んでいない」のは7.0%となり、テキストベースのメルマガに比べ、若干だが非読率は高い。閲読状況もテキストメルマガと同様、おおむね受信誌の半数以上は読まれていると思われ、閲読メルマガのジャンル上位も同じラインアップとなった。閲読メルマガのジャンル別HTML率(読者人数に占めるHTMLでの読者人数の割合)は、「ファッション・美容」が95.7%と飛び抜けており、次いで「ネットショップ〜」(80.9%)、「エンターテインメント情報」(75.5%)と続き、画像があったほうがわかりやすいジャンルが上位を占めている。

 なお、HTML形式とテキスト形式のメルマガ、どちらを好むかという質問では、HTML形式33.1%、テキスト形式32.8%、「どちらも好き」31.3%と形式による好みの差はみられない。

 なお、「半年以上読み続けているおすすめメルマガ」は、1位がライフマイル」と「楽天市場」で、ジャンル別にさまざまなメルマガを配信しているサイトがトップとなった。「懸賞」「ポイント」「ネットショップ」など直接的な得につながる情報や、暮らしに密着した情報を提供するメルマガが上位を占めた。

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