相次ぐクマ被害、“危険な場所”の特徴は? AI活用の「クマ遭遇リスクマップ」開発者に聞いた(3/3 ページ)
「山でのクマとの遭遇リスク」評価するマップも視野
末田氏は、クマ遭遇リスクマップの今後の展望について「山でのクマとの遭遇リスクにも積極的に取り組んでいきたい」と語る。マップの作成後、自治体に活用方法についてヒアリングしたところ「登山客も多いため、山のリスクも正しく評価したマップがあれば使いやすい」といった要望を受けたという。
他にも、自治体からは「実際にあった直近の出没情報を反映したマップの方が、住民に注意喚起しやすい」との意見も出た。こうしたヒアリングの結果をもとに、マップの改善を目指す。
「(データを)時系列で追いかけ、近年の状況をより反映したマップを作りたい。また、ツキノワグマの活動時間帯も朝夕が活発と言われているので、1日の中でも時間帯の変化に応じたリスクマップも作成できるのではないか」(末田氏)
日本気象に4月に入社後、5月にクマ遭遇リスクマップの開発に着手し、8月末にリリースした末田氏。「のびのびした開発環境を与えてもらい、スピード感を持って開発できた」と述べる。クマ被害が相次ぐなか、AI技術を活用した対策の一つとして、今後のマップのアップデートにも注目だ。
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