画像生成は「やらない」 “安全なAI”で日本市場を攻めるAnthropic、日本代表に聞く差別化のポイント(3/3 ページ)
画像は、作られたものが1人歩きしてしまう側面があると思います。人間が作ったものなのか、AIが作ったものなのか、よほど注釈が入っていないと分からないので、有害となる可能性があります。そういうものを企業で使う必要性があるのかどうかという部分もあります。
ですので、チャレンジというより、われわれの取捨選択として、現時点で画像生成はやりません。Claude自体に画像生成機能はないですが、もしそういうものを求めていらっしゃる企業さんがいれば、他社のAIモデルを使っていただいても全く問題はありません。AIモデルも種類も豊富で適材適所で使われるケースが多いので、今どき1つのAIモデルだけを使う時代ではないと思ってます。
――AIの画像生成に関しては、OpenAIやGoogleといった競合がチャットAIに同機能を搭載し、SNSなどで注目を集めています。どのように認識していますか
東條代表 ブランドの認知度が高まるのは良いことだと思います。しかしわれわれは、コンシューマーにあっと驚く機能を提供して楽しんでもらうことは目指していません。あくまで法人向けに、安心安全に使えるAIを提供することに注力しています。そうした短期的な戦略よりも、中長期にわたって日本の企業と信頼関係を築いていくことを最重視しています。
われわれもコンシューマー向けサービスを展開していますが、実はユーザーのほとんどは企業内の個人です。仕事で活用している人が多いのでは、と考えています。特にClaude Codeはそうです。最上位の「Maxプラン」を個人で契約して「会社が契約してくれないから、自分でやっちゃえ」という方はすごく多いです。
――Anthropic Japanの今後の抱負を教えてください
東條代表 日本では、労働人口も減り、高齢化も進んでいます。さまざまな社会問題があるなかで、それでも企業は生産性を問われ、成長を求められてるのではないでしょうか。「少ない人数でいかに多く生み出すか」は、どの企業にとっても大きなテーマだと捉えています。
そこで、法人の皆さんに対しては、AIの活用が1つの突破口になると思ってます。われわれはAIの会社として、あるいはClaudeというサービスを通じて、日本の企業の皆さんの役に立ち続け、中長期的に寄り添っていきたいです。
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