「ポケカ対戦AIエージェント」開発コンテスト開始 「不完全情報ゲーム」をどう制するか

 AIはポケカを超えられるか?――「ポケモンカードゲーム」で対戦するAIエージェントの開発を競う「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge」(略称:ポケカABC)の募集が、6月16日に始まった。

 ポケモンとHEROZ、松尾研究所の3社が共催し、「Kaggle」上で世界中から参加者を募る。チェスや将棋と異なり、相手の手札が見えない「不完全情報ゲーム」にAIがどこまで対応できるかが試される。

 ポケモンカードゲームの対戦ルールに基づき、大会用に独自に調整されたルールで行うコンテスト。Kaggleを運営するGoogle、Google Cloudと、NVIDIAも協力して実施する。

 コンテストは、6月16日から始まる「第1ラウンド」と、2026年末以降に開催予定の「第2ラウンド」の2段階で実施。

 第1ラウンドの「シミュレーション部門」(8月17日まで)では、Kaggle上で自動対戦し、上位をリアルタイムに評価する。同「ストラテジー部門」(9月14日まで)では、シミュレーション部門での結果に、デッキの独創性やAIエージェントの工夫を加味して上位8チームを選ぶ。

 この8チームが第2ラウンドに招待され、トーナメント戦を実施する。第二ラウンドは2026年末以降予定で、YouTubeでの配信する。

 第1ラウンドストラテジー部門の上位8チームには各3万ドル(約480万円)、第2ラウンドの優勝チームには5万ドル(約800万円)、2位チームには3万ドル(約480万円)を贈呈する。

AIが苦手な「不完全情報ゲーム」で勝負

 ポケモンカードは、チェスや将棋、囲碁といった「完全情報ゲーム」と異なり、山札や相手の手札など、カードが公開されない「不完全情報ゲーム」の一つ。

 タイプ相性に加えて、数千種類を超えるカードの組み合わせから生まれる奥深い戦略性を持つ。カードの引きやコイントスといったランダムな要素も複雑に絡み合うため、「AIが最適解を導き出すことは挑戦的な課題」という。

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岡田有花

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