戦国時代をテーマにしたアクションアドベンチャーゲーム「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」のアニメ化作品「SEKIRO: NO DEFEAT」の製作委員会と、アニメーションを担当する制作スタジオのQzil.la(東京都千代田区)は8月22日、同アニメの制作に関して「生成AIは一切使用していない」との声明を出した。同作を巡っては、SNS上で「AIを使って制作しているのでは」との声が出ていた。
同アニメは、フロム・ソフトウェアが手掛けるSEKIRO: SHADOWS DIE TWICEの初の映像化プロジェクトとして、20日に制作を発表。同日にティーザームービーも公開し、「全編手描きにこだわった2Dアニメーション」とアピールしていた。
一方、一部のXやRedditユーザーからは、同アニメのカットの一部に乱れがあるとして、生成AIの利用を疑う声が上がっていた。アニメーションを手掛けるQzil.laの公式サイトには「AIなどの最新技術を活用して制作工程や表現を進化させる」との記載もあったことから、波紋を広げていた。
これを受け、同アニメの製作委員会とQzil.laは「本作品は、原作ゲームが持つ唯一無二の魅力を最大限に届けるため、全編手描きによる2Dアニメーションで制作を進めており、生成AIは一切使用していない」との声明を発表。「スタッフ一同、一丸となり、一つ一つのカットに魂を込めて制作に取り組んでいく」として、生成AIの利用を否定した。
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