Geminiに追われるOpenAI、5.4兆円投じるSBGの見方は……後藤CFOの一言
米Googleの「Gemini」躍進による危機的状況が報じられる米OpenAI。OpenAIに約5兆4000億円を投資するソフトバンクグループ(SBG)が2月12日に開いた決算会見では、後藤芳光CFOが引き続きOpenAIに期待する方針を示した。記者からはリスク評価やその根拠を問う質問が多数挙がったが、後藤CFOは具体的な回答を控えた。
SBGの2026年3月期第3四半期(25年4月1日~12月31日)累計連結決算は、売上高が5兆7192億円(前年同期比7.9%増)、純利益が3兆1726億円(同398.7%増)と大幅な増益だった。出資比率が約11%となったOpenAIが増益をけん引したが、26年3月期第3四半期は総投資額323億ドル(約4兆9000億円、12日時点)のうち238億ドル(約3兆6000億円、12日時点)がOpenAIへの出資で、同社への依存度が高まっている。
一方OpenAIを巡っては25年12月、Geminiの高性能化や普及により社内で「コード・レッド(緊急事態)」が宣言されたと報じられるなど、対Googleにおいて危機的状況にあるとの情報が広がっている。投資に当たってOpenAIとどのようなコミュニケーションを取っているか問う質問に対し、後藤CFOは「非上場企業のため、開示していない情報はある」と言及したが、明確な回答は伏せた。
中にはOpenAIへの依存度を踏まえ「“隠し球”のような技術がある認識でよいか」という質問も。後藤CFOは同じく明言せず「プライベートエクイティーの世界は大なり小なり非公開情報がある中で確信を持って投資していくもの」と一般論に終始した。
SBGを巡っては海外メディアなどからOpenAIに3兆5000億円規模の投資を追加で行うとの報道もあるが、後藤CFOは「現時点で具体的に決まった事実はない」と答えた。
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