個人情報保護法などによって、ますます厳しくなるセキュリティ対策。他人ののぞき見や不正操作を防ぐには、スクリーンセーバーの活用が手軽だ。できるだけ「あ、このPCは触っちゃいけないな」オーラが出るスクリーンセーバーを選ぼう。
個人情報保護法の施行以降、企業におけるセキュリティ対策は厳しさを増している。本誌記事でも8月1日に公開した記事が、12月に入っても多くのアクセスをいただいた(12月5日の記事参照)。
身近なセキュリティ対策としては、席を離れた隙にPCののぞき見を防ぐためのスクリーンセーバーが手軽だ。さらにパスワードを設定しておけば、のぞき見だけでなく他人による不正な操作も防ぐことができる。
とはいえ、単純にWindows標準搭載のスクリーンセーバーをそのまま使うのも味気ない。できれば、そのスクリーンセーバーを利用することで、「あ、このPCは触っちゃいけないな」オーラが出ていることが望ましい。例えば、ブルースクリーンが出ていたら、そんなPCは誰しも触りたくないだろう。離席のたびに人だかりができて、むしろ防犯対策になるかもしれない。
そんな“夢”のようなスクリーンセーバーが米Microsoftの「BlueScreen Screen Saver」だ。BlueScreen Screen Saverを起動すると、おなじみ(?)のブルースクリーンを表示する。しかも丁寧にWindows XPで“再起動”するところまで再現しているのだ。英語が苦手だという方には、「ブルースクリーンでポン」がお勧め(!?)。いずれもジョークソフトといわれるカテゴリのソフトだが、パスワード機能もサポートしており使ってみる価値はある。
すでにご存知の方がいるかとは思うが、念のためスクリーンセーバーの設定方法を書いておこう。一番簡単なのは、スクリーンセーバーファイル(SCR形式)を右クリックし、メニューからインストールを選ぶこと。テストを選べばプレビューもできる。
パスワードを設定するには、デスクトップ上で右クリックメニューから「プロパティ」を選択し、「スクリーンセーバー」タブから「パスワードによる」保護を選択しよう。
ブルースクリーンを表示する | 対応プラットフォーム |
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BlueScreen Screen Saver | Windows Server 2003、Windows XP/2000/NT 4/Me/9x |
ブルースクリーンでポン | Windows 2000/NT/Me/98/95 (※Windows XPでの動作確認済み) |
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