長期プロジェクトの管理に、「超」整理手帳を使う リレー連載・今日から始める手帳選び(8): (1/3 ページ)

半年がかりのプロジェクトに携わることになり、数年ぶりに導入した紙の手帳。バーチカルタイプの「タイムデザイナー」と悩んだ末、選んだのは「超」整理手帳でした。目下実践中の“なんちゃってGTD”についてもご紹介します。

» 2007年01月23日 20時21分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 2007年が始まり、もうすぐ1カ月近く経とうとしています。去年の暮れに買った新しい手帳の使い勝手はどうですか? もしかすると「もうあまり使っていない……」という方もいらっしゃるかもしれません。

 数年続いた「Webスケジューラ+携帯」というスケジュール管理方法に別れを告げ(2006年11月の記事参照)、昨年の12月から使い始めたのが「『超』整理手帳」。使っているうちに気になる点も出てきていますが、そこは先達の知恵をお借りしたり、グッズを購入したりしながら快適に使っています。手帳選びのリレー連載、ヨシオカ担当分の最後の2回は「超」整理手帳について書こうと思います。

バーチカルタイプのカレンダーを選ばなかった理由

 「超」整理手帳と並んで、私にとって手帳選びの本命だったのがバーチカルタイプの手帳です。前回の記事にも書いたように(2006年12月の記事参照)、初めて挑戦したバーチカルタイプの手帳はなかなか使い勝手が良く、特に「能率ダイアリー タイムデザイナー」はかなり使いやすいものでした。

 では、なぜタイムデザイナーではなく「超」整理手帳にしたのでしょうか。どちらかのほうが優れていたから、ということではないのです。タイムデザイナーは少しサイズが大きかったということに加え、決め手となったのは、「今の自分にとって、手帳を使う目的に合っているのはタイムデザイナーよりも『超』整理手帳だった」という点でした。

左がA4四つ折りサイズの「超」整理手帳、右がB6サイズのタイムデザイナー(これより一回り大きいA5サイズもあり)

 タイムデザイナーは、1日の時間をうまくやりくりできない、と悩んでいる人にはかなりお勧めの手帳です。「タスクが多すぎて、どうやったら1日に効率良くこなせるか分からない」という悩みにも、また逆に「1日ボーッとしていたら終わってしまった、時間をもっと有効に使いたい」という悩みにも応えられるツールだと思います。

 前の記事にも書きましたが、タイムデザイナーは“タイムキーパー”。限られた時間の中にさまざまなタスクを予約し、矢印を引きながら予定を実行していくのは、実際にやってみるとかなりの快感です。矢印で埋まった1日を見ると「今日も1日がんばったなあ」と思いますし、自分の生活を振り返るツールとしても向いています。

 しかし今回手帳を導入するにあたり、私にとって最も重要な目的は「長期プロジェクトを管理すること」でした。準備に約半年を要する長期プロジェクトをいかに管理するか、その目的には「超」整理手帳のほうが向いているだろうと思ったのです。

タイムデザイナーでは、何時に何をしていたかを事細かに書き、自分の仕事・生活を記録していく。詳しい使い方は別記事を参照
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