Picasa2の操作Tips 3連発3分LifeHacking

Picasa2で高速に画像を全画面表示する方法は、意外なショートカットだった。スライダーバーで選べる以上に、サムネイルサイズを大きくする方法も。

» 2007年08月24日 23時32分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 Googleが無償で提供する画像管理ソフト「Picasa2」。複数の画像を、サイズ可変のサムネイルを見たり、シンプルなレタッチ機能を備えたり、ファイル名やキーワード(ITPC)、Exif情報から簡単に検索して表示する画像を絞り込めたり。また軽快な動作も特徴だ。

 今回はPicasa2の、あまり知られていないキーボードショートカットを3つ紹介しよう。

[Ctrl]+[Enter]、[Alt]+[Enter]

 画像を選択して[Enter]を押すと、その画像の編集モードに移行。再度[Enter]を押すと、一覧表示であるライブラリビューに戻る。これは基本だ。

 さらに[Ctrl]+[Enter]を押すと、エクスプローラでその画像が入っているフォルダが開く。実体の画像をファイルとして操作するときに使う。

 また[Alt]+[Enter]を押すと、エクスプローラ同様、画像のプロパティを見ることができる(7月4日の記事参照)。基本的にはExif情報や、ITPCキーワードなどをチェックすることができる。

[Ctrl]+矢印キー

 意外に便利なのが[Ctrl]+矢印キーだ。普通に上下キーを押すと、画像の一覧部分が上下にスクロールすると、[Ctrl]キーを押しながらだと、左のフォルダ欄が移動する。うまく使えば高速に必要な画像にたどり着ける。 ちなみに[Space]キーを押すと1画面ずつ下にスクロールすることも覚えておきたい。

 また[Ctrl]+[左右]キーを押すと、サムネイルサイズを変更することができる。段階は全部で29段階。画面右下のスライダーと違い細かなサイズの調整はできないが、スライダーで最もサイズを大きくしたときよりもさらに大きくできるのがTipsだ。横幅で数えて、スライダーで最大にしたときの約2倍まで拡大できる。

[Ctrl]+[Alt]

 最後に、画像の上にマウスカーソルを当てた状態で、[Ctrl]+[Alt]を押してみよう。メタキーとメタキー。珍しいショートカットだ。正確に言うと、[Ctrl]を押したまま[Alt]を押す。すると[Alt]キーを押している間中、その画像が全画面表示されるのだ。

 Picasaでは全画面表示の方法がわかりにくいが、このショートカットを知っておけば、素早く、次々と画像を全画面で見ることができる。

 ちなみに[Ctrl]+[Alt]+矢印キーを押すと、あなたのPCでは何が起こっただろう? PCによっては画面が大変なことになったのでは?

 グラフィックスチップにIntel 82855を使っていて、Intelのドライバが入っているPC(ThinkPadのX60や、Dell、エプソンダイレクトなどのPCの一部)では、[Ctrl]+[Alt]+矢印キーに画面回転のホットキーが割り当てられている場合がある。うまく使えば、縦型の外付けディスプレイをそのまま使えたり、相手に向けてディスプレイを開き、画面を反転させて使ったりすることが可能だ。

 また意図せずこのショートカットを押してしまい、画面が回転してしまったときも、あわてず[Ctrl]+[Alt]+[上]を押して元に戻そう。

 なお「Google Earth」では[Ctrl]+[Alt]+矢印キーは、ズームイン・アウトのキーとなっているが、上記のようなPCではホットキーがぶつかってうまく動作しないとGoogleは告知している。


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