少しでもディスプレイを有効活用するなら、アプリケーションの最大化と、全画面表示は欠かせない。
PCディスプレイの高解像度化は著しい。液晶ディスプレイであればWSXGA+(1680×1050ピクセル)の20インチクラスの製品が3万円前後で買えてしまう。一方で、なかなか高解像度化が進まないのが、モバイル系のノートPC。筆者も未だにXGA(1024×768ピクセル)解像度のマシンを使っている。
限られた画面を少しでもうまく使うには、アプリケーションの最大化が欠かせない。さっと画面全体で表示するには、どんな操作を行えばいいのか。
普通のWindowsアプリケーションなら、最大化ボタンが右上に付いている。これをマウスで押すのもいいが、スマートにいくならショートカットを使おう。
このキー入力で、ウィンドウが最大化する(1月19日の記事参照)。マウス派の人はもう1つ、ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックすると最大化する。もう一度ダブルクリックすると元のサイズに戻る。
エクスプローラやInternet Explorer、Firefoxなどで利用できるのが[F11]キー。こちらは普通の最大化ではなくメニューバーやタイトルバーも消えて、中身だけが最大化する全画面表示と呼ばれる状態だ。タスクバーも消えるので、とにかく広くなる。
例えばプレゼンでWebサイトを大きく表示したいときなどに有効だ。
ただし[F11]キーはどんなアプリケーションでも動くわけではない。例えば、Adobe ReaderでPDFを表示しているときに、同様に全画面表示したいときは、[Ctrl]+[L]を押そう(5月25日の記事参照)。また、Photoshopで全画面表示したいときは[F]だ(ただしタスクバーは消えない)。何度か[F]を押すとモードが順に変わる。
Office 2007からは、メニューに代わって「リボン」と呼ばれるグラフィカルなユーザーインタフェースが搭載された。このリボン、便利ではあるのだが画面が狭いPCでは意外に邪魔になる。
ここは[Ctrl]+[F1]を押してみる。するとリボンが消え、メニューの1段だけが残る。メニューを押すとリボンがニョッと現れて、操作を終えるとまたしまわれる。
狭いノートPCの画面を有効活用するには、下記の3点を心がけるといい。
とにかく何か作業をしているときは、PCのデスクトップが見えないように使うのがコツだ。デスクトップを見たいときは、「デスクトップの表示」ボタンを押す。ほら、あなたの画面、ウィンドウの周りにデスクトップが見えていませんか?
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