丸い布粘着テープがフラットに──。ギフト・ショー秋2007に出展していた協和紙工によれば、フラットな粘着テープには7つの利点があるという。
布粘着テープやクラフトテープは通常、丸い芯にテープを巻いている。このテープをくるくるはがして使うことに、もはや説明は不要だろう。ギフト・ショー秋2007に出展していた協和紙工は、この“常識”を破るフラットな粘着テープを展示していた。
出展されていたのは平型布粘着テープ「FLA-T(フラッティー)」。協和紙工では、通常の丸い芯に代わって平らな芯を入れた。形状をフラットにすることで、1)持ちやすくなる、2)ポケットに入れやすくなる、3)貼る前に字を書きやすくなる、4)机の中にも収納しやすくなる、5)巻き芯のゴミが少なくなる、6)カバンに入れてもかさばらない──などの利点があるという。さらに、販売店にとっても、7)吊り下げ可能なため省スペースで陳列できるメリットがあるという。
会場のスタッフによれば、「他社でも平型にチャレンジしていた」が、平らな芯にテープを巻くことが難しかったという。協和紙工では発想を転換。もともと丸い芯のテープから、芯材を抜いて平らな芯を入れることでフラットな粘着テープを実現した。
テープを巻くには芯を丸くしたほうがいい。だがフラットにするには丸い芯を抜く必要があるわけだ。「芯を抜くのは手作業。結構大変」(同スタッフ)。発売は12月上旬を想定しており、テープの幅が50ミリ、長さが10メートルのものが189円、長さが25メートルのものが420円を予定している。
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