右クリックメニューの「送る」機能をご存知だろうか。ファイルを選択して右クリックすると選択できる機能で、例えば「メール受信者」を選択すると、ワンクリックでそのファイルをメールソフトに“送り”、メールの添付ファイルにしてくれる。ワンクリックでアプリやフォルダにファイルを送ることができるので、便利な機能である。
デフォルトで設定されている送り先は、以下の通り。
送り先 | 機能 |
---|---|
デスクトップ(ショートカットを作成) | デスクトップにファイルのショートカットを作成する |
マイドキュメント | マイドキュメントにファイルを送る |
圧縮(zip形式)フォルダ | ZIP形式でファイルを圧縮する |
メール受信者 | メールの添付ファイルにする |
共有ドキュメント | 共有ドキュメントフォルダに送る |
○○ドライブ/ローカルディスク(○:)など | 各種ドライブでファイルを書き込む/ローカルディスクなどに送る |
ところで、この送り先は自分自身でも登録することが可能だ。「Documents and Settings」フォルダ内の「[ユーザー名]\SendTo」に、好きなアプリなどのショートカットを置くことで送り先を設定できる。
さらに言うと、この「SendTo」フォルダ自体のショートカットを「SendTo」フォルダに置くことで、右クリックメニューの「送る」から送り先を簡単に登録できるようになる──というわけだ。なお、Officeなどの一部アプリケーションは「スタートメニュー」−「プログラム」からは「SendTo」で登録できなかった。こうした場合、「Program Files」フォルダなどから直接プログラムを「SendTo」すれば登録できる。
送り先は、一部ソフトウェアをインストールした場合も自動的に登録されることがある。「[ユーザー名]\SendTo」で送り先が登録されていることを知っていれば、こうした自動登録の送り先の削除も可能だ。いつも利用するものだけを登録しておけば、効率も高まるのではないだろうか。
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