宅配便の送り状やシールなど、はがすと汚くなってしまう場合、ダンボールの表面ごと除去してしまうのが効果的だ。その方法を紹介しよう。
ここ数年、ダンボールに貼られた宅配便の送り状ラベルは、弱粘着で簡単にはがせる仕様に変化しつつある。個人情報保護の観点から採用しているのかもしれない。つまり、ダンボールを処分したり再利用する際、個人情報が記されたラベルをすぐはがせるのをウリにしているのではないだろうか。
もっとも、すべての事業者がこうした仕様のラベルを採用しているわけではなく、ちょっとはがしただけですぐにビリビリと破れてしまうラベルもいまだ多い。ダンボールを処分するのならともかく、再利用したい場合は、はがした跡があまりに汚いと荷物を受け取る相手の印象もよろしくない。送り状ラベルだけでなく、表面に貼られた各種シールについても同様だ。
こうした場合、ダンボール表面の「薄皮」ごとラベルをはがしてしまおう。ラベルが強い粘着力を持ってダンボールの表面と一体化しているのであれば、そのダンボールの表面ごと除去してしまうというわけだ。
手順は2つのステップに分かれる。まずカッターを用い、はがしたいラベルの周囲に切り込みを入れる。次にその隅から、ダンボール表面の薄皮ごとラベルをはがす。こうすることで、どれだけはがしにくい強粘着のラベルであっても、ウソのようにきれいに除去することができる。各種ラベルのほかにも、ダンボール表面に書かれたマジックペンによる文字を除去したい場合にもオススメだ。
いかにもダンボールの材質に依存しそうなテクニックだが、意外にも種類を問わず、たいていのダンボールはもちろんのこと、表面がコート印刷された厚手の用紙でも有効だ。ただし今回の動画のように、ダンボールの第1層がかなり薄い場合、はがした直下に穴が開いたように露出してしまう場合がある。このあたりは慣れにも依存するので、手近なダンボールで何度か練習し、コツをつかんでおくとよい。
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