ぐにょーん写真を紹介した記事は思いのほか、好評だったようだ。ただ、なかなかうまく撮ることができないという意見もあちこちで見かけたりした。そこで今回はぐにょーん写真を撮る時の筆者なりのコツを3つほど紹介してみたい。
ぐにょーん写真を紹介した前回の記事は思いのほか、好評だったようだ。これも読者のおかげである。本当にありがとうございます。
ただ、なかなかうまく撮ることができないという意見もあちこちで見かけたりした。そこで今回はぐにょーん写真を撮る時の筆者なりのコツを3つほど紹介してみたい。ぐにょーん写真愛好家が増えるととてもうれしい。例によって今回の写真もすべてiPhoneで撮った。ぐにょーんとするために撮影中にカメラを動かしているため、ピントが合っていない部分もあるがご容赦いただきたい。
とにかく明るいところで撮るのが一番。暗いところで撮影すると、このような感じにライトが流れる写真になっちゃうのだ。これはこれで面白いけど、ちょっと元の写真が分からないし、単なる光がぐるぐるしている写真になってしまう。
はっきりしたぐにょーん写真を撮るには、明るい屋外がオススメだ。ぼやけてしまう部分もすくなく、かなりはっきりとぐにょーん感を出している写真を撮ることができる。明るくても室内で撮るとよく分からない写真になってしまうことが多い。
また、最初のうちはゆっくり回転させるようにすると、輪郭がはっきりしたものが撮れるのでオススメだ。結局のところ、綺麗にぐにょーんとさせるには「明るいところで」「思ったよりゆっくりと回す」ことが一番。あとはぐにょーんさせると面白い被写体を選んでばんばん撮っていこう。
ぐにょーん写真の面白さは、本来は直線のものが曲線になって写るところにあるんじゃないだろうか。というわけで、直線で構成されているものを撮る時にぐにょーんと曲げてみると面白い写真が撮れる。
直線じゃないものをぐにょーんとしようと思っても、なんか普通な写真が撮れてしまう。例えば山に行った時に撮ってみた写真だが、なんか普通の山の写真と区別のつかない写真になってしまった。ちょっと残念だ。
身近にある直線だと、やっぱりビルや電線がオススメだ。特にビルがぐにょーんと曲がる様は面白い。電信柱や電線も結構面白い写真が撮れる。また、地平線や水平線も愉快な写真になる。
それから横断歩道や線路なども格好の被写体だ。線路はできれば曲がっているところよりも、どこまでもまーっすぐに伸びているところがいい。
と、ここまで写真を並べていて気がついた。遠近法で言うところの消失点がある構図でぐにょーんとしてみるといいんじゃないだろうか。その消失点を中心にするように回転させると、まるで魚眼レンズで撮ったような写真が撮れるのだ。
基本的なぐにょーん写真があるなら応用ぐにょーん写真もある。というわけで応用編と勝手に筆者が呼んでいる写真を紹介しよう。
まずは、まっすぐ写真だ。「ぐにょーん写真なのにまっすぐ?」 と、思われるかもしれないが、実はこれ、曲がっているビルをぐにょーん写真でまっすぐにしたものだったりする。
やり方のコツは、曲がっている方向と逆方向に回転させること。例えば写真の例だと、右上方向に曲がっているビルなので反時計回りに回転させながら撮ればいいのだ。と、簡単に言ってみたものの、うまいことまっすぐにするのは結構難しい。こればっかりは何度もトライ&エラーをしてもらうしかない。
それから見ているだけで酔いそうになるのが、ぐにゃぐにゃ写真だ。やり方は、回転の途中で逆回転させるというもの。結構早めに回転させないとうまくいかないことが多い。が、うまくいくとかなり面白い写真になる。道路を波打たせたりすると、かなり愉快だ。
いかがだっただろうか。筆者もまだぐにょーん写真を撮り始めて日が浅いので、まだまだ見知らぬテクニックや素晴らしいぐにょーん写真があるかもしれない。面白い写真が撮れたら、是非教えて欲しい。ちなみにPhotoShareでは筆者は「むむ●」(●はアップルマーク)という名前で活動しているので、コメント等で教えていただけたら幸いだ。
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