ハーマンミラーの2分で完成できるデスクを動画で確認する仕事耕具

ハーマンミラーが、工具不要のワーキングテーブル「センス(sense)」を国内でも発売する。2分ほどで組み立てられ、オフィスの拡張にも柔軟に対応できるという。

» 2008年10月02日 17時50分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 アーロンチェアなどで有名なハーマンミラーが、工具不要のワーキングテーブル「センス(sense)」を国内でも発売する。2分ほどで組み立てられ、オフィスの拡張にも柔軟に対応できる。

 senseは、フレーム部分、脚、天板などの各部をユーザー自身が組み立てられるタイプのワーキングテーブル。通常のデスクでは、ねじなどを使用するため工具が必要となっていたが、senseではジョイント部「レッグプラグコネクション」を新たに開発。フレーム部分に脚を回し込んだり、天板をはめ込んだりすると、工具なしで固定できるようになった。

 簡単に組み立てられるようジョイント部には工夫も施した。脚を回し込む際にギリギリと音が出るようになっており、音が出なくなるまで回せばいい仕組み。回し込んだ脚は、ジョイント部をスライドさせることで簡単に外せないようロックもできる。


 このほか、調整機能を充実させた。デスクの天板、スクリーンやツールバーという間仕切り部分などを仮留めし、全体の配置を決定した時点で高さや左右の位置を調整できる。また脚を外さなくとも、脚の先端を回転させることで上下30ミリの高さ調整ができるようになっている。

 カラーバリエーションは、天板がソフトホワイト、フォークストーングレー、バナナチェリー、ナポリオーク、メープルの6色、フレームと脚がチョークホワイト、メタリックシルバー、トリウムグレーの各3色、スクリーンとツールバーがチョーク、ストーム、ピューター、ライムストーン、オリーブ、グラファイト、パシフィック、デニム、ペトロル、ベリー、キーウイ、スカイの12色。

 フレームと脚の材質はスチールで、天板取り付け時の耐加重は125キログラム。1人用デスクのサイズは、1200×600×730ミリ(幅×奥行き×高さ)。スクリーンを含めた奥行きは650ミリ、高さは1100ミリとなる。

 組み立てにかかる時間は数分。発表会では説明交じりで5分程度かかったが、「2席組み立てるので3分間程度」(ハーマンミラージャパン)だという。解体・組み立てが簡単なので業務を妨げることなくオフィスのレイアウト変更にも対応できる。

 ハーマンミラージャパンでは、「優秀な人材をいかに採用して、長く働いてもらうことが企業の課題。senseのあざやかなカラーバリエーションや個性的なデザインは、若くて優秀な人材を引き付けられるはず。働く人の要求を満たして、チーム全体の底上げを」とアピールした。

 なお、senseは2008年4月に発表し、すでに英国で発売済み。英国営放送のBBCや、マンチェスター警察などにも納入済みだという。今回、ハーマンミラージャパンが10月1日に受注を開始。価格は1人用テーブルのみの最小構成で20万8110円で、4人用テーブルなどでは1人分に付き15万円程度になるという。

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