手作り「ぐにゃぐにゃだこ」で寒さなんか吹き飛ばせ!ビジネスパーソンのための「子供と遊ぼう」講座(3/4 ページ)

» 2008年12月30日 14時00分 公開
[太田憲治,ITmedia]

骨組みを作る

 一般的なたこの場合は、骨組みを作るのが難しいのだが、ぐにゃぐにゃたこは簡単にできてしまう。先ほど作った帆を広げて、竹ひごを下記のように左右の角に合わせて縦にセロハンテープで貼り付けるだけだ。

 たこの高さが60センチなので、竹ひごが60センチ以上ある場合は、はみ出た部分をハサミで切り取ろう。次に、爪楊枝2本を用意し、3分の2ぐらいの長さを手で折る。折った爪楊枝を帆の左右に巻きつけ、セロハンテープで固定する。

 これで骨組みは完成だ。

たこ糸をつなげる

 1.5〜1.8メートルぐらいの長さでたこ糸を切り、先ほど爪楊枝をつけた部分に穴を開けて、糸をくくりつける。

 そして、糸の半分の位置に輪っかを作る。

 最後に、たこ糸と本体とをつなげるのだが、簡単に着脱可能にするために金具をつけるなどの工夫をしておくとよいだろう。

 ここまでの所要時間だが、初めての方は子供たちの色塗りも含めて2時間ぐらいみておくとよいだろう。

 準備完了!早速、たこ揚げに行こう。

飛ばしに行こう!

たこを飛ばすには、下記の条件に合った場所でないといけない。最適なのは、河川敷だ。

  • 近くに電線が無いこと。
  • 家やマンションなどの高さのある建物が近くに無いこと。
  • 50〜100メートルぐらい直線で走れること。
  • 人通りが少ないこと。
  • 風がよく吹いている場所であること。

 近くに河川敷がない場合は、できるだけ広場が大きい公園を探そう。筆者は、淀川の河川敷で飛ばすことにした。

 もちろん主役は子供たちなので、たこ糸を持って走る役は子供たちだ。決して、親がでしゃばってたこ揚げをしてしまわないように注意しよう。

 ぐにゃぐにゃたこの場合は、飛ばすのも比較的簡単だ。まず、たこ糸を5メートルぐらいのばして本体を地面に軽く立てておく。後は子供たちが走るのだけだ。走っている間に糸が伸びていくようにたこ糸の持ち手の下を握らせておくとよいだろう。

あまりにも勢いよく走ったので写真がぶれてしまった

 20〜30メートルぐらい走ると自然にたこが揚がっていくはずだ。後は、たこを風に泳がせるように少しずつ糸を伸ばしていこう。

 筆者が子供たちに指導したたこの揚げ方は、非常に単純だ。「糸をツンツン引っ張ってから、手を離して、またツンツンしよう!」。これで十分伝わった。すぐにたこ糸の終端になるまで飛んでいった。

子供たちは自分が作ったたこが大空に飛んでいるのを見てすごく喜んでいた
筆者も最後には自分もついついやりたくなって一緒になって遊んでしまった

 市販のたこを買ってたこ揚げをしても楽しいかもしれないが、子供たちと一緒に自分達で作ったたこを飛ばすとより一層楽しめるはずだ。

 執筆のため、正月前にたこ揚げをして少々季節はずれだったのだが、それでも、テレビゲームなどで喜ぶ時とはまったくちがう子供たちの笑顔と出会えたのでうれしかった。

空も日が暮れてきて帰る間際に、「お正月にもまたたこ揚げしたいね」と言ってくれたのでうれしかった。

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