「理想の相手に出会うための4ステップ」と「より良い関係を築くコツ6つ」：仕事のパートナーにも使える恋愛術（2/6 ページ）

[平本あきお（構成：房野麻子），ITmedia]

ステップ2：「どんな生活をしている人とデートしたいか」を想像する

　次に、理想のデートをどんな人としたいかを想像します。

　よく、自分のライフスタイルを無視して、「芸能人の○○さんみたいな人と」みたいな想像をしますが、本当にそうでしょうか。本当に芸能人と付き合いたいですか？　いきなり付き合ってくれと言われても、たぶんOKできないはずです。

　理想は高すぎない方がいいとか、芸能人みたいな恋人がダメだというわけではありません。大事なのは、自分が居心地いいかです。自分の性格やライフスタイルをよく見極めた上で、自分が本当はどんな人が好きなのかを考えてみてください。「○○さんに似ている人」というレベルではない、もっと根本的な部分です。ルックスや年収、体型といった条件ばかり重視していると、自分が本当に付き合いたいと望んでいる人ではないタイプを引き寄せてしまいます。

　その人がどんな生活をしているか、どんな仕事をしているかまで想像してください。

　どこに住んでいるのか、家族はどんな感じか、どんな職種か、どんな服装で、仕事の後はどんなことをしていそうか、といったことを具体的に想像してみます。一概にはいえませんが、華やかな人がいそうな職場、家庭的な人がやっていそうな仕事というような、典型的なイメージがありますね。それを想像してみてください。多少、イメージに偏りがあってもかまいません。ここで大事なのは、自分がどんな人が好きなのか、具体的に洗い出すことです。

ステップ3：「どこで出会えるか」を想像し、その場所に行く

　自分の好きな人の具体的なイメージが固まったら、次に、もしその人に出会うとしたら、どんな場所なのかを想像します。

　家庭的な人だったら料理教室やオーガニック商品を扱っているショップかもしれないし、健康に気を配っている人だったらスポーツクラブかもしれません。おしゃれに気を使う人は流行のショップや話題のカフェかもしれない。これも偏っていてもいいので、できるだけ具体的にイメージします。

　そして、その場所に行ってみてください。

　そもそも、自分がその場所にいないと出会うことは絶対ないわけです。もちろん、出会えそうな場所に行ったからといって、すぐに出会えるわけではありません。ただ、そこに行くことで、そういったものが好きな人との感性が近くなります。それに、どんなきっかけがあるかも分かりません。でも少なくとも、今のままじっと何もしないでいるよりは可能性が高まります。

ステップ4：「相手から見て」ふさわしい自分になり切る

　このステップが最も重要です。それは相手から見て、魅力的な自分になることです。

　まず自分の好きな相手と同じ場所にいるとして、その相手の目から見て、今の自分は魅力的かを考えてください。「たとえそんな人がいても、今の自分は、たぶんいいと思ってもらえないな」。そう思った人は、この時点で自分で心のブレーキをかけてしまっています。

　向こうから「付き合いたい」と強力プッシュされるなら別ですが、それはあまり期待できません。だからこそ、相手に魅力的だと感じてもらえる自分になってほしいのです。ここでは「相手の目から見て」魅力的かどうかが非常に大事で、間違ったアピールをすると努力が逆効果になる場合もあります。

　相手が魅力を感じる自分は、どんな自分でしょうか。必ずしもルックスや服装とは限りません。性格かもしれないし、仕事の能力かもしれないし、頼りがいかもしれないし、優しさかもしれない。そして、それがあると魅力があると思うのであれば、その部分をまず磨くことから始めてください。

　例えば、相手が「太っている人が嫌い」だとしたら、まずやせることです。「そのうちやせよう」ではダメです。あるいは、相手は「体型は気にしない」かもしれない。自分では「太っているからダメだ」と気にしていても、相手にとっては関係なく、優しさや仕事の能力を大事にしてくれる人だと思ったら、今のままの体型を自分で受け入れてほしいですね。相手が何を重要視しているかを把握した上で、そこを磨いていってほしいのです。