「理想の相手に出会うための4ステップ」と「より良い関係を築くコツ6つ」仕事のパートナーにも使える恋愛術(5/6 ページ)

» 2009年02月13日 08時30分 公開
[平本あきお(構成:房野麻子),ITmedia]

個人差が大きい「ラブボタン」と「地雷ボタン」

 恋愛で最も大事なのは、「ラブボタン」と「地雷ボタン」です。

 ラブボタンとは、そのボタンを押されると無条件に幸せになる、愛されていると感じるボタン。地雷ボタンとは、押されると無条件にムカッとして嫌な気分になるボタンです。これが人によって皆違います。それも、かなり細かい領域で異なります。

 例えばある人は、「朝、顔を洗ってタオルを取ろうとした時、相手がタオルを渡してくれた瞬間」に、この世で一番愛されていると感じるそうです。また、ある女性は料理をしているときに後ろからギュッと抱きしめられると愛情を感じるけれど、別の女性はそんなことをされると「最高にムカつく」と言います。

 私の友人のある女性は、とても気さくで明るく前向きな人ですが、会話の中で「バカだねえ」「それってアホだよ」というようなことを言われると、急に怒り出します。「冗談で言っているだけだよ」といっても納得しません。フレーズ全体の意味に関係なく、「バカ」「アホ」という言葉がダメなんです。

 「おまえ」という言葉が嫌いな人もいますね。見下していっているわけではないのに許せない。これは、聴覚的にダメなのです。ほかにも、触り方、手の触れ方、握り方が体感覚的にダメな人、服装や動作、態度が視覚的にダメだという人もいます。

 ラブボタン/地雷ボタンは想像以上に各人で異なります。「それはないでしょう」と反論したくなるほど違う。「それはないでしょう」とお互いに主張するから、もめて喧嘩別れちゃうわけです。

 今、相手とうまくいっていないなら、お互いのラブボタンと地雷ボタンを理解しあえないままいたのではないかと考えてみてください。

意識して相手のラブボタンを押す

 まず、自分自身のラブボタンを思い出してみてください。愛されてうれしかった時に、結局、それの何がうれしかったのかを思い出してみてください。

 手をつないでくれたことなのか、病気の時に看病してくれたことなのか、疲れている時にそっとしておいてくれたことなのか、疲れた時にメールをたくさんくれたことなのか、デートの時に思いっきりおしゃれをしてくれたことなのか、小さなプレゼントをちょくちょくくれたことなのか、と。自分にとってのラブボタンを考える際に、視覚、聴覚、体感覚を切り口とします。

 一方で、自分の地雷ボタンも考えてみます。別れる直接的な原因とはいわないまでも、今まで付き合ってきた人に急に興ざめした瞬間、100年の恋も冷めてしまった瞬間を思い出してみてください。

 ある男性は、すごく疲れている時、彼女から「面白いことを話して」と言われてがっかりしたと、またある女性は、彼氏がポイ捨てした瞬間に冷めたと言います。歩きたばこ、頻繁な自慢話、レストランなどでの店員への偉そうな態度、それとは反対に、あまりに低姿勢な態度に冷めてしまう人もいます。このような冷めてしまった場面を思い出してみてください。

 同じように、付き合っている相手のラブボタン、地雷ボタンも見つけてください。 その上で、意識的に相手のラブボタンを押してあげることが大事なのです。大抵の人は、自分が好きな傾向のことしかしてあげていないからです。

 例えば、自分が体感覚傾向だった場合、相手にもよかれと思い相手を抱きしめたり触れたりします。でも、視覚傾向の相手は、ちょっとしたプレゼントなど、見えるもので愛情を示してほしいのです。相手の傾向に合っていないと、自分がどれだけ努力しても無駄です。無駄ならまだいいですが、下手すると地雷ボタンを押していることもあります。

 話し合わずに分かるカップルは、うまくいっているといえるでしょう。でも親しく付き合ってきた相手とあまりうまくいっていない場合は、ラブボタン/地雷ボタンを聞いてみてください。

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