新人イバがイバれない――あのー、電話取らせてください……Biz.ID Weekly Top10

周囲の環境が変わり、新たな出会いも増えるこの季節。アイティメディアにも新入社員がやってきた。瞳はキラキラ、背筋はピーンと伸びて気合い入りまくりな新人さんたちの中で、Biz.ID編集部にやってきた新人さんは何かに悩んでいるようだ。

» 2009年04月21日 18時15分 公開
[射場理恵, 杉本吏,Business Media 誠]

 先週のアクセスランキングで1位に輝いたのは、新連載の「アラフォー起業家の“継続拡大”人脈術」から「異業種交流会をお勧めしない理由」。周囲の環境が変わり、新たな出会いも多くなるこの季節。今のうちにじっくりと腰をすえて、「今後に生かせる人脈の広げ方」について考えてみるのもいいかもしれない。

 さて、周囲の環境が変わって新たな出会いが広がる――と言えば、何と言っても新入社員。アイティメディアにも、瞳キラキラ、背筋ピーン! の気合い入りまくりな新人さんたちがやってきている。ところがBiz.ID編集部にやってきた新人さんは、何か悩みを抱えているようだ――。


 初めまして、新入社員のイバです! 先週から新人研修の一環でBiz.ID編集部でお世話になっています。まだ入社して間もない私ですが、実は悩みがあるのです……。

 編集部にやって来るまでは「新人といえば電話取り!」と考えていたイバなのですが、ここには私よりも速く電話を取ってしまう人がいるのです。先週までの“電話取り合戦”(前編後編)を読んだ方はお察しでしょうが……正体は先輩のS記者。しかし、このまま負けっぱなしというわけにもいきません。

コール音に反応して受話器に手を伸ばしたときには、既に電話は取られています……勝てない……

 どうしてもS記者に勝ちたい! 勝負に勝つにはまず相手を知るべし! と言うことで、さっそくS記者を調査してみることに。先週の記事にもありましたが、編集部で使用している電話機は、受話器を上げてから受信ボタンを押さないと電話が取れない仕組みになっています。それゆえに、「受話器を挙げる作業」と「ボタンを押す作業」この2つを流れるように行わなければなりません。しかし噂によると、S記者は一瞬にして、しかも片手でこの2つの作業を行っているとのこと。実際のところはどうなんでしょう? S記者のデスクにへこへこと向かい、思い切って本人に尋ねてみました。

 「Sさんって、片手で受話器を取りながら、同じ手で同時にボタンを押しているって聞いたんですけど、本当ですか?」。(変なこと聞く新入社員だなあ)と口には出さないものの顔には出ているS記者の答えは――「NO」。S記者の経験上、両手で同時に行うのが一番速いらしいのです。実際に、両手で“ズババッ”と電話を取って見せてくれたS記者。確かに速いには速いのですが、速すぎてイバにはどこがポイントなのかさっぱり分かりませんでした……。

 よくよくお話を聞いてみると、S記者も入社間もないころはなかなか電話が取れなかったそうです。しかしそれではいかんと、前述の“片手同時取り”を練習してみたり、電話機の位置を調整してみたりと試行錯誤した上で、やはり現在の“両手取りスタイル”に落ち着いたようです。

 さて“敵”を知ったところで、イバ自身が考えた「電話を速くとるコツ」についてまとめてみました。コツは4点。

  1. 手を伸ばさなくても受話器が取れるような距離に電話を設置する
  2. 音が鳴るのを待たずに受信ボタンが光ったら取る
  3. 速く正確にとるため、S記者と同様に両手を使う
  4. この電話は私が絶対取るのだという気合を入れる

 1〜3は練習あるのみ、4は自分の気持ち次第。ということで以上の4点に気をつけ、S記者よりも速く受話器を取ろうと決意したイバですが……今日のところはなんと全敗。さすがに1年の重みを感じますが、新人は日々精進あるのみ。新入社員イバは明日こそ、S記者に勝つ! つもりで頑張ります!


 うーん、ういういしい……。1年で確かに電話取りは速くなったS記者こと筆者だが、仕事も同じだけ速くなったか――というとこれはちょっと心もとないところもある。ここらで一度気合を入れ直し(臓器農場に驚いていたあのころを思い返し)、新人さんには負けないぜ――と決意を新たにする筆者でした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ