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» 2009年06月01日 16時44分 公開

動画を投稿する人のための「YouTube」新機能

「YouTube」に動画をアップロードする人も多いはず。動画を投稿する人にうれしい機能が4〜5月にかけて追加された。

[塙恵子,Business Media 誠]

 オンライン動画配信サイト「YouTube」。毎日世界中のいろいろな動画がアップロードされ、最新の出来事、自分の趣味や関心事に関する動画を日々チェックし、またそれをほかのユーザーと共有している人も多いことだろう。

 一方で自分が作った動画をみんなに見てもらいたいと、YouTubeに動画を投稿している人も少なくないはず。今回、動画をアップロードする人のためになる、4〜5月にかけて行われたYouTubeのアップデートを紹介していこう。

データをCSV形式でダウンロード

 2008年3月より提供している、動画再生数や検索や関連動画など、どこからきたかを分析できる「YouTubeインサイト」。自分の動画を見つけやすくするためにどうしたらいいかを研究する際の指標となる。

photophoto コミュニティタブを追加、データをCSV形式で出力できる

 3月にはコミュニティタブを追加。コメントや評価、お気に入りの回数の測定が可能になっている。また新たに、生データをCSV形式でダウンロードできる機能も搭載した。

 「広告主、コンテンツパートナーから要望が高かった」(徳生 シニア プロダクト マネージャー)という、詳細分析も可能になった。インサイトの設定ページにて、Google AnalyticsのIDを登録すると、トラフィック経路(検索エンジン、外部サイト・広告など)、ユーザー行動(1人あたりのPV、滞在時間、リピート訪問数)などが分析できる。こちらはコンテンツパートナー、広告主のみに提供するという。

photophoto Google Analyticsと連携

自分がコンテンツパートナーになる可能性も?

 インビデオバナーズとしてGoogleが配信する広告(バナー広告、AdSense)のほか、試験的にパートナー設定に基づくリンク「Click-to-Buy」などを提供。DVD、音楽コンテンツに対しての広告表示も開始した。iTunesやAmazon.co.jpの購入リンクから、その場で音楽やDVDの購入が可能だ。

photophoto 広告やプロモーションとして多様な活用ができるように

 検索結果ページの空いている場所に、プロモーション動画を配信できるサービスも始まった。動画を見せる機会が増え、視聴者に的確な動画を見せられるという利点がある。

 「広告を出して収入、自社広告を出して宣伝するなど、いろいろとニーズを考えていきたい」(徳生シニア プロダクト マネージャー)

 プロモーション、収益のため、本来ならすべての動画に広告を表示したいところ。YouTubeでは一般ユーザー動画には広告を表示しない。著作権侵害にあたる可能性があるためだ。しかし、一般ユーザーの動画でも、コンテンツパートナーが認めた動画に関しては、広告が表示できる。

 現在国内に300以上のコンテンツパートナーがいるという。その中には一般ユーザーからコンテンツパートナー(無料)になった人もいるそうだ。コンテンツになるためには、定期的に動画をアップし、トラフィックも多く、著作権侵害の心配がない動画をアップしているといった条件を満たす必要がある。

上級者向けのオプション提供も

 特殊タグを埋め込むことで、動画サイズをコントロールできるほか、字幕や4:3動画再生時の左右のバーの色の指定も行える。

特殊タグによる動画コントロール
タグ 効果
yt:crop=16:9 4:3動画を高さ方向にトリミングして16:9(ワイドスクリーン)表示
yt:stretch=16:9 4:3動画を横方向に引き伸ばして16:9(ワイドスクリーン)表示
yt:stretch=4:3 16:9の動画を縦方向に引き伸ばして4:3表示
yt:quality=high デフォルトでHQ(高画質)で動画再生
yt:cc=on デフォルトで字幕ONで動画を再生
yt:bgcolor=#000000 4:3動画を再生する際の左右の黒いバーを色指定

番外編:Channel 2.0 Betaとは?

 4月15日、コンテンツパートナーに、特定ユーザーやパートナーの動画を集約し、続けて楽しめるページ「Channel 2.0 Beta」(英語版)の提供を開始した。

 動画再生ページに近いレイアウトで提供する。チャンネルオーナーは、ページを見ながらページレイアウト設定できるという。

photophoto Channel 2.0 Betaでは、レイアウト設定のほかページの色の変更なども可能

 ブログで意見を募集したところ、開始当初は「見づらい」「使えない」など厳しい反応が返ってきたそうだが、公開から1カ月半で良い反応が増えているという。「いい形になって日本でも提供できるのではないかと思う」(徳生シニア プロダクト マネージャー)


 なお、YouTubeでは1分あたり15時間分までだった動画アップロードが、4月より20時間以上の動画アップロードが可能になったという。「今年中に1分あたり24時間(1日分)まで可能にしたい」(徳生裕人シニア プロダクト マネージャー)

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