岡村製作所、ローム、照明デザイナーの石井幹子氏は共同で「次・オフィス ライティングシステム」を開発した。サーカディアンリズムに則した照度変化や、1日の時間に合わせた色温度変化で調光する。
岡村製作所は7月16日、ロームと照明デザイナーの石井幹子氏と共同で「次・オフィス ライティングシステム(THE Office Lighting System)」を開発したと発表した。
サーカディアンリズム(約24時間周期で変動する生理現象)に則した照度変化や、1日の時間に合わせた色温度変化をプログラミングにより自動調光し、無線でコントロールする照明システム。「365日、日ごとの変化に即したナチュラルな照明で、人に優しく、快適に作業できる空間づくりを目指した」(岡村製作所)
照度、色温度の変化をコントロールしやすいLEDライトを採用。また、天井照明の位置に左右されず自由なレイアウトが可能で「ワーカーが作業する上で最適な照明環境に調整できる」(岡村製作所)という。省エネルギー、長寿命、水銀レスと環境にも配慮している。
なお、次・オフィス ライティングシステムは、石井幹子デザイン事務所が全体の照明デザインを、ロームがLED照明およびコントロールシステムを、岡村製作所が照明器具を組み込むオフィス器具のデザイン・製作を担当する。
岡村製作所では、知識創造活動を誘発する「アクティブワークプレイス」を提唱しており、その実験・検証の場として「オフィスラボ」を9月17日に開所予定。そこへ次・オフィス ライティングシステムを導入し、その効果を検証していくとのこと。
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