108個の“煩悩”ならぬアイデアを30分で生み出すシートがリニューアル仕事耕具

108個の“煩悩”ならぬアイデアを30分で生み出す「ブレイン・ライティング・シート」がリニューアルした。価格を引き下げたほか、シート枚数も増量。ミシン目を入れてアイデアごとに切り離しやすくするなど、作業のスピードアップも図ったという。

» 2009年11月17日 18時00分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]
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ブレイン・ライティング・シート2。見た目はそれほど変わっていないが……
ミシン目がついて、切り取りやすくなった

 肌寒くなって、そろそろ年末が気になり出す今日このごろ。年末と言ったら除夜の鐘、除夜の鐘と言ったら108の煩悩だが、煩悩みたいにたくさん思いつかないのがアイデアだ。そんな108個のアイデアを30分で生み出すシートが「ブレイン・ライティング・シート」なのである。

 このブレイン・ライティング・シートは、ブレインライティングというアイデア出しの手法を取り入れたシート。1枚につき18マスのマス目が描かれており、要はこの18マスをアイデアで埋めていけばいい。1人1枚のシートを担当し、6人のチームでアイデア出しを行なえば、アイデア出しが終わるころには合計108個のアイデアが出ている――というわけだ。

 やり方は簡単。参加者はそれぞれシートを1枚ずつ持ち、テーマに沿ったアイデアを一番上の列に3つずつ書いていく。この間、5分。アイデアを出したらシートを隣の人に回し、渡された人は次の列に新しく3つのアイデアを付け加える。この作業を6回繰り返すことで、5分×6回の30分間で、108個のアイデアが出るのである(実際にはこの後、いいアイデアを絞り込む段階がある)。

 ブレインライティング自体は、もちろんブレイン・ライティング・シートを使わなくてもできるが、ブレイン・ライティング・シートには説明プレートのようなガイドが付いてくる。普段アイデア出しをしないような人でもブレインライティングをスムーズに進められるのだ。

 ブレイン・ライティング・シートの企画・制作を担当したアイデアプラントでは今回、同製品をリニューアルした「ブレイン・ライティング・シート2」を開発した。販売はマグネットデザインで、価格をこれまでの9000円から6500円に引き下げる。

 シート自体も改良。これまでは1回出したアイデアを絞り込む際、マス目をハサミで切り離してカード化する作業が必要だったが、今回は簡単に外せるようにミシン目を入れた。また紙質を固めにすることで、カードとしての扱いやすさを増すと同時に不用意にミシン目が切れることを回避したという。アイデアプラントでは「これらの改善で、アイデア会議が『速く』できるようになる。5分〜10分の節約が見込め、会議中の速度を落とさず、成果まで走り切れる」としている。

 シートの枚数もこれまでの18枚から24枚に増量。6人の場合は最大4回までできるようになった。アイデアの数で言うと108×4、最大432のアイデアを書き込めるわけだ。3人よれば文殊の知恵――というわけではないが、6人よれば108のアイデアも難しくない。アイデアに困っている人は、ブレインライティングにチャレンジしてみるのもいいだろう。


説明プレート(左)のほか、シート本体にもヒントになる説明が付いている(右)

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