朝、ふとんから出るのがつらい時期になってきましたね。iPhoneアプリ「Sleep Cycle alarm clock」は、あなたの睡眠パターンを認識し、指定した時刻に最も近い「最適なタイミング」でアラームを鳴らしてくれます。
日に日に寒さが厳しくなるこの季節。今回の質問者さんからは「眠り」に関する悩みをいただきました。
もともと低血圧で朝がつらいのです。最近寒くなってきたので、つらさがいっそう身にしみます。佐々木さんが以前紹介していたスリープトラッカーという腕時計は魅力的ですが、ちょっと値段が高いですよね。何かほかによいツールはないでしょうか?
完全に代替とはなりませんが、iPhoneをお持ちであれば、同じような機能をiPhoneに持たせることができます。「Sleep Cycle alarm clock」というアプリを使えばいいのです。有料ですが115円で入手できます。
このアプリは、あなたの睡眠パターンを認識し、指定した時刻に最も近い「最適なタイミング」でアラームを鳴らしてくれるというものです。おそらくは利用者がレム睡眠に入ったところで、アラームを鳴らしてくれるのでしょう。レム睡眠とは、高速眼球運動を伴ういわゆる「浅い眠り」のことで、多くの人がこのタイミングで夢を見ているといわれます。
私の使用感としては、通常の目覚まし時計よりは、目覚めがよいです。ほとんどの人がこれを使えば、眠りが浅くなったところで目覚ましが鳴るので、一般の目覚まし時計を使うよりは、ずっと心地よく目を覚ますことができるでしょう。
ただし、言うまでもないことだと思いますが、このアプリによって低血圧まで解消されるわけではありません。「スッキリ目覚める」と言っても、程度問題です。朝がつらい人は、それなりに長時間の睡眠を必要としていますので、ツールを使っても「短時間睡眠法」を実践できるわけではないのです。
どうしても起きられないという人は、まずは自分にとって適切な睡眠時間を計測することから始めてみてはいかがでしょうか。
メールチェックの回数。何時にチェックするか、1日の始まりに決めてみましょう。
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心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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