フェンリルの無料ファイル管理ソフト「FenrirFS」がバージョンアップし、ファイルの実体を移動せずに登録できる「エイリアスモード」が加わった。
フェンリルは1月28日、無料のファイル管理ソフト「FenrirFS(フェンリルエフエス)」の最新版となるバージョン 1.1.0を公開した。対応OSはWindows XP/Vista/7。
FenrirFSは、Gmailに似たユーザーインタフェースのファイル管理ソフト。ファイルをメイン画面にドラッグ&ドロップして登録し、検索やタグ付けによる分類で管理できる。Gmailと共通のキーボードショートカットを使えるのも特徴的だ。
今回の最新版では、ユーザーから最も要望が多かったという「ファイルのエイリアス管理」に対応した。これまでは、FenrirFSに登録したファイルは専用のフォルダに移動して管理する方式だったが、エイリアスモードではファイルを元の保存場所から動かさずに登録できる。
ファイルへのラベル(タグ)付け機能も強化した。ラベルリストにドラッグ&ドロップしてのラベル付けや、ファイル名とラベルの表示位置の入れ替え、ラベルを複数選択しての検索(AND/OR検索の両方に対応)が可能になり、検索性が向上したという。また、ファイル名とコメントに加え、ラベル名、拡張子、ファイルサイズなどによる検索も可能になった。
USBメモリに入れて持ち歩ける「Portable FenrirFS」も同時公開した。PCにインストールせずに使用できるため、複数のPCで作業する場合などに便利で、登録しているファイルごと持ち歩ける。
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