連載
» 2011年01月06日 18時15分 公開

バージョンアップしたEvernoteをもっと便利に――「保存された検索」で「タグ」と「ノート」を組み合わせるあなたの不安、見積もります

Evernoteがバージョンアップし、「ノートブック」が便利になりました。ところがこれまで「タグ」だけで分類してきた人には「ノート」を組み合わせるとわずらわしいかもしれません。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 Evernoteは2010年12月、Mac版もWindows版も大幅にアップデート。ノートブックがスタックなどの機能を加えて進化しました。詳細は次回以降でもお話しますが、今回はメモをタグで分類している人向けのお話をします。

 今回のアップデートでノートブックの機能が向上しましたが、それでも「分類はもっぱらタグで」という人、多いですよね。そもそも、これまでタグだけで分類していた人にとっては「今さらノートブック?」と思うかもしれません。タグとノートを組み合わせて利用するのもわずらわしいでしょう。

 こういう“タグ派”の人がちょっと困るシーンがあります。それは、タグを外す場面です。タグをノートに「付ける」のはいいが「外す」のは面倒だ――と感じている人は多いと思います。

 Evernoteでは、特定の1つのノートを複数のノートブックに同時には入れられません。ですから、あるノートブックから別のノートブックに「移動させる」のは一発ですみますが、タグはそうはいきません。タグAが付いているノートにタグBを付けても、タグAは外れないのです。これはタグの長所でもあります。

 しかし、例えば「未使用ネタ」というタグの付いたノートに「使用済みネタ」というタグを付けたら「未使用ネタ」のタグは外れて欲しいところ。そうでないと「使用済みネタ」を付ける意味がなくなってしまいます。つまり、ケースによっては「タグ」を「ノートブック」のように使いたい場合もあるわけです。


 さて、上記のようにタグをノートブックとして使いたい場合に簡単な方法があるので、ご紹介します。結論から言うと「保存された検索」を使うやり方です。

 まず、移動元のタグを用意。ここはメモやネタの収集場所になるでしょう。何でもいいのですが、私は「000ユビキタスメモ」と一応タグ付けしています。ここから、すでに利用したものや、参照済みのものを移動する、移動先のタグを1つ用意します。私は「【確認済み】」としています。

 「000ユビキタスメモ」というタグのついたノートに「【確認済み】」というタグを付けたとしても、「000ユビキタスメモ」のタグは外れません。ノートにせっせと「【確認済み】」タグを付けても、どれが確認済みであるかが分かるだけで、どれが未確認のノートであるかは、分からないわけです。

 そこで、検索欄に次のように入力します。

  • tag:000ユビキタスメモ -tag:【確認済み】

 こうすると「ユビキタスメモ」というタグがついたノートのうち、「【確認済み】」タグがついていないものだけを拾ってくれます。後はこの検索を保存してあげれば、いつでもこの条件のノートだけを探し出してくれます。

 これでタグ派の人もノートを活用できるはず。ぜひ試してみて下さい。

筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ